歌手のDream Amiさん「防災に関する情報には常にアンテナを張っていきたい」【関東大震災から100年】

「共助」について「共に助け合う時はルールを決めて、誰かが統率する必要があると思います」と語る

 もし避難するようなことになったら、どんなことを注意しようと思っていますか?

「注意することはいろいろあると思うのですが、関東大震災で命を落とした方の多くが、地震の後に起きた火災が原因だったことを知りました。停電が復旧して通電した時に起きる火災もあるということなので、避難する時はブレーカーを落とすことを忘れないようにしたいと思っています」

 グループで活動されていた経験から、共に助け合う「共助」についてどう思いますか?

「私が所属していたDreamというグループは、他にもいくつかあったグループの中でもお姉さん的なグループだったので、事務所から “みんなをまとめてね” と言われていました。なので、共通意識を持つためにルールを決めたり、若い子たちにはあえて少し強めに伝えたりすることもありました。若い子たちからは、“なんでこんなルールを決められなきゃいけないの?”と思われていたかもしれません。今は一人ずつの個性が尊重される時代ですが、皆で共に助け合う時はルールを決めて、誰かが統率する必要があると思います」

 日常的に持ち歩いている防災グッズはありますか?

「特別なものではないのですが、スマートフォンの充電器は必ず持ち歩いています。災害時に大切な人と連絡が取れないことが一番不安ですから。そして、備えをしていない時に限って何かが起きるという恐怖感があるので、必要最低限の備えだけは欠かさないようにしています」