松倉信太郎が王者ハッサン・トイに挑戦「勝ち以外生き残る道はないのかなと思っている」と背水の陣【K-1】

勝利への自信を口にした松倉

 トイについては「戦った時間は短かったがパンチの伸び方、打ち方、当て方は相当レベルが高いと思ったし、階級を上げてそこにパワーもついているんでめちゃくちゃやりにくかった。試合中にハッサンがサウスポーにスイッチした時に、僕は無意識に右ミドルを蹴ったが、ハッサンは分かっているというか、蹴らせてそれをカットして攻撃を返してきた。その時にうまいなとすごく思った。すごく強いなという印象」とその強さを認める。

 短期間での再戦となるが「もちろん強いのは分かっている。最近すごく思うことだが、武尊は『THE MATCH』を起こすことをやってきた。なんでも無理と思うか思ってないかの差だと思っている。自分が欲しいものは分かっていて、欲しいものを言って真剣に目指せば道は開けると思っている。ここまですごい時間はかかったが、本気でやれば道は開ける。今回だって普通だったら決まらないと思うが、タイミングとか気持ちが引き寄せるものだと思っている。そういう意味では次に負けて“また列の後ろに並びます”とか簡単に続けられますという状況ではないと思っている。はたから見てもトーナメントだったから負けたから次はダイレクトで、というので次は言い訳はなにもない。“これで負けたら引退します”とは言わないが、勝ち以外生き残る道はないのかなと思っている」と背水の陣を敷く。

 この勝てるという確信については「これが1年でも1年半でも勝つ奴は勝つし、という思いが大きい。期間は関係ない。トーナメントでは気持ちの差とかで負けたのかなと思っている。もちろん今まで通りでは勝てないということは分かっているので、いろいろ工夫して変えていくつもり。ここで“短い期間だから”という発想のやつは、そもそも勝てないと思っている。少しでも自分が強い状態で挑みたい。ここから2カ月できることはすべてやって後悔なく挑もうと思っている。なめてはないが負けるつもりは全然ない」と語った。

<<< 1 2