昭和の名建築「中銀カプセル」がオブジェとモニュメントで復活!GINZA SIXのクリスマス

“現代のレコード・リスニング・ボックス” をイメージしたという内装

 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトの前田達之さんは、展示の経緯を「銀座の地にカプセルを持ってくることは私たちのプロジェクトの中でも重要だった」として「中銀カプセルタワービルは、本来は古くなったカプセルを交換して半永久的に使っていくというコンセプトで作られた。老朽化や費用の問題で交換は実現しなかったが、解体した時に初めてカプセルが取り外され、私たちは程度のよい23カプセルを修復して国内外の美術館や商業施設に譲渡している」と説明。

「今回のカプセルもそのひとつで、スケルトンタイプのカプセルにYARさんが新たな生命を吹き込んで展示している。解体されたけれど、中銀カプセルタワービルのファンがこれからも増えていけば」と期待を込めた。

 GINZA SIXガーデン「Rooftop Star Skating Rink」は2024年1月21日まで。滑走料は大人2000円、小人1500円。1階 エントランス「中銀カプセルタワービル Hallo Again presented by Capsule record」は12月25日まで。

左からGINZA SIXリテールマネジメントの松原航さん、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトの前田達之さん