斎藤裕「2年前より実は今が一番いい時なのかなと思っている」2年越しのクレベル戦実現に胸中告白【RIZIN.45】

会見で「個人的な思いがある」と語っていた斎藤

2年前のことは今でも絶対に忘れない

 金原選手はどうですか? もともと接触は?
「ないですね。金原さんはもともとバンタム級で、UFCでもバンタム級、日本に戻ってもバンタム級でやっていたと思うので、対戦相手としてみたことはなかったですね」

 クレベル選手についてはカード発表会見で「個人的な思いがある」と言っていましたが?
「2年前の話から始まっているんですが、いろいろあって、実現できなかったということに尽きるんですよね。RIZINは大会は続けていかなければいけないし、ほかの選手も試合をしていかなければいけない。その中で出会えなかったから、もうないかなと思っていたんですが、2人が勝ったり負けたりいろいろな試合を経験する中でここで出会うというのは、2年前より実は今が一番いい時なのかなと個人的には思っていますけどね」

 斎藤選手はトラッシュトークもしないので、ぐっとこらえなければいけないところが多くあるように思います。そういうところが「個人的な思い」という言葉になったのかと。
「ファイターだったら、誰しもいろいろな事情を抱えている。でも、あそこでやらないという選択をするのは僕には理解できなかった。あの試合を実現させるために、いろいろな動きがあった。自分としては着地させたかったんですけどね。今でも絶対に忘れない。でもそれも自分にとってはすごくいい経験。振り返るといい経験として、上積みにはなっていると思っています」

 あの時期はコロナ禍もあり、牛久絢太郎戦、朝倉未来戦と過酷な試合が続きました。
「そうですね。でも、ああいうメインとかセミで興行を背負って戦える選手はなかなかいないんで、経験して感じることはすごく多かった。自分としてはそこで人間としてもファイターとしてもすごく成長できたと思っています。ほかの選手は経験できないですから。ああいうことって」

 カード発表会見で同い年の扇久保博正選手が「おっさんなんで」と発言されていたんですが、36歳はおっさんですか?
「気持ち的にはおっさんではないんですが、体は正直ですよね(笑)。気持ちはずっと若いつもりではいますが、扇久保さんの気持ちはすごく分かります。せめぎ合いですよね。気持ちは若くいたいけど、体は正直だから、オーバーワークをすると2~3日疲れが残ったりとか練習に支障が出たりするので、やりくりが必要な年齢になる。僕も扇久保さんももう30戦以上やっているので、それなりに体も心も消費してきているという意味では、若くいたいけど、若くはいられないというか。だからこその強さもあるんですが、気持ちは痛いほど分かりますね(笑)。でも認めてしまうと、ですよね。自分としてもあまり後ろ向きにはいたくないと思うので、若くいたいと思っているんですが。気持ち的には常に24~25歳くらいの気持ちではあります(笑)」