斎藤裕「2年前より実は今が一番いい時なのかなと思っている」2年越しのクレベル戦実現に胸中告白【RIZIN.45】

年齢がいっても活躍できている選手はちゃんとした技術や上積みがある選手

　ちなみに24～25歳って？
「修斗でデビューして、新人王トーナメントが終わって、インフィニティトーナメントに出る前くらいですかね。10戦くらいしたかな。デビューは23歳です」

　まだ老け込む年ではないですね。最近では金原選手、佐藤将光選手、所英男選手とベテラン勢の活躍が目立ちます。
「所さんと比べてしまったらまだまだなんですが（笑）。難しいですよね。対戦相手のレベルを落として続けることもできるんだろうけど、自分としては常に上を目指す気持ちを持ってやるのが現役選手かなと思っているので。年は取ってきていますが、でも年齢がいっても活躍できている選手はちゃんとした技術や上積みがある選手だと思うんです。しっかり実力も技術もつけて、実績も伴ってきてという選手。佐藤選手なんてまさにそうですよね。佐藤選手はめちゃくちゃ腕のある職人という感じで、どこでも自分の技術とやりくりで形にするというのは素晴らしいですね。佐藤選手も同い年ですね」

　見習うべきところもある？
「あの試合については緊急オファーで。でもずっと練習されていると聞いていたんですよ。なかなか試合が決まらないのに一定量の練習を維持して1年間過ごすというのはとても難しい。そういう意味では試合のところだけ切り取ると“佐藤選手は緊急オファーを受けてすごい”となるんですが、見えないところでものすごい積み重ねがあった。その勝利だと思う。太田選手も素晴らしいんですが、あの試合に関しては佐藤さんがやってきたものが試合に出たと思っているので、正しく評価されるのは僕はうれしく思います」

　今年は2試合でした。来年は3試合くらいやったりしませんか？
「1年間に3試合？　ここに勝てばあるかもしれないですね。ここに勝てばだいたい次の試合が見えてくるんで、いつ誰とやるかとか。そうなるとスケジュールは見えてきますよね」

　年3試合は見たいかなと…。
「年間3試合ですか？（笑）　4か月に1回ですね。まあ、1R30秒で勝てばありますね、3試合（笑）」