創始者・石井和義氏がアドバイザーに就任。選手の露出の必要性やAKB48を例に出し、選手と団体の在り方の新しい方向性を提案【K-1】

徐々に熱を帯びていく石井館長

総合格闘技がアメフトとかラグビーであれば、K-1はサッカーを目指すべき

 またSNSという点でいえば、選手同士のトラッシュトークが全盛となっている現状について「彼らは彼らで自分で自分を演出しなければいけない厳しさがある。昔はテレビを使って、周りの人間が彼らを作り上げていった。今は自分で自分のことを出していかないといけない。朝倉未来君みたいなキャラで行くのか、平本蓮君みたいなキャラで行くのか、あるいはノッコン寺田みたいなのでいくのか。それぞれ自分がどこで活躍したいというイメージを作ったうえで自分のキャラクターを作っていかなければいけないが、自分で自分をプロデュースすることは難しい。だからチームを作って、プロデューサーを入れて、自分のことを演出してくださいという形にしていくのもいいし、そのトータルをK-1がプロデュースしなければいけない」とここでも選手のキャラクターとプロデュースという観点から持論を展開した。

 リング上の戦いについては「接近戦で止められることが多いので、ワンキャッチワンアタックというか、頭のホールディングはやめたほうがいいが、さばきがもっと使えるように、ひっかけとか崩しといった技を使えるようなK-1に戻したほうが、もっといろいろなアクションができて面白いと思う。頭を抱え込むとどうしても手の攻撃ができないので、僕は反対。その辺のルール改正とか、見て面白いようなK-1に戻すことは必要だと思う」とルールについても提案。そして「総合格闘技がアメフトとかラグビーであれば、K-1はサッカーを目指すべきだと思う。スポーツとしての格闘技というか、世界共通の格闘技を目指すべきだと僕は思う」とも語った。

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