2024年上半期オープン 今すぐ行きたい「シン・商業施設」〈原宿「ハラカド」&新宿「イイトルミネ」〉

 2024年もまもなく半年が過ぎる。東京は折からの再開発で、新たな商業施設やスポットのオープンが相次いでいる。そこで「TOKYO HEADLINE」編集部が、上半期にオープンした注目の施設やスポットの見どころをまとめた。

原宿の神宮前交差点に開業した東急プラザ原宿「ハラカド」

神宮前交差点に東急プラザ原宿「ハラカド」開業!

 東急不動産が4月17日、東京・原宿の神宮前交差点にオープンした商業施設が東急プラザ原宿「ハラカド」だ。

 原宿セントラルアパートや竹下通り、裏原宿エリア——。常に時代の先端を走り、新しい文化を作ってきた原宿・神宮前エリアを “クリエイティブの聖地” にすることを目指す同所。「クリエイターを育成・支援・共創するプラットフォームの強化」「新しい3つの体験型メディアの実装」「継続的に発展していく新しい運営方式の導入」を備え、商業施設から「創造施設」として運営していく。

 3階の1フロアにクリエイターズプラットフォームを実装。会員制カフェラウンジ「BABY THE COFFEE BREW CLUB(ベイビー・ザ・コーヒーブリュー クラブ)」をはじめネットワーキング、撮影スタジオ、ラボ、情報発信拠点を併設し、クリエイティブ活動をワンストップで支援する。

「ハラカド」5階「紫金飯店」の名物「玉子炒飯」1200円(税込)

 5階・6階の飲食フロアは11〜23時までの営業で昼から夜まで楽しめる “原宿のまちの食堂” だ。屋外テラスと屋内が連動し、多種多様なデザインの空間で人々が交流することを想定。クリエイティブを刺激する溜まり場として機能する。

 フロア内には町中華からスイーツまで原宿らしい多様な22店舗をそろえる。5階「紫金飯店」は昭和41年創業の長年原宿の街に愛され続けてきた老舗の名店。名物の「玉子炒飯」やまかないから生まれた「青椒肉絲ナポリタン」、麻婆豆腐丼、焼餃子などメインからサイドメニューまで町中華好きにはたまらないメニューばかり。

5階「FAMiRES」の「ふわとろたまごのオムライスとナポリタンのハーフ&ハーフ with エビフライ」2266円(税込)

 5階「FAMiRES(ファミレス)」は、ミシュランガイド東京5年連続掲載で知られるレストラン「sio」が提案する “新時代のファミリーレストラン”。ファミレスの定番メニューであるハンバーグやオムライス、ナポリタン、プリン、クリームソーダなどをアップデート。どこか懐かしくも新しい “デパートの大食堂” 的な雰囲気がうれしい。

 5階「トーキングゴリラ」は、吉祥寺のハモニカ横丁で13店舗を運営するVICが手掛け、建築家の隈研吾氏が内装デザイン。ローストチキンと焼き鳥をメインにしたスタンディングバルで、店内には昭和のレコードやDJブースなどもそろう。

 6階にも商業施設初出店の「MEXICAN GRILL AVOCADO(メキシカングリル アボカド)」や、イスラエル発のビーガン料理専門店「FALAFEL BROTHERS HARAJUKU(ファラフェル ブラザーズ ハラジュク)」、高田馬場のバインミー専門店「バインミー☆サンドイッチ」などをラインアップ。壁面には岡本太郎の絵画《夢》が展示される。

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