KNOCK OUTファイター龍聖の生きる上でのこだわりは人付き合いの大事さ「人間関係が狭く深くなった」

インタビュー企画【格闘家プロファイリング】こだわり

 格闘家は普段何を考え、何をしているのか…。記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面を探るインタビュー企画「格闘家プロファイリング」ではさまざまなテーマで選手に切り込み、その本質を丸裸にする。

 今回はKNOCK OUTのビッグマッチ「THE KNOCK OUT」(6月22日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)に出場する龍聖(BRAID)に5つのテーマで話を聞いた。1回目は「こだわりor好きなもの。これだけは譲れないものや事」について。(全5回/第1回)

※取材協力「BRAID」(HP: https://braid-gym.com/

KNOCK OUTファイターの龍聖(撮影・蔦野裕)

 現在、龍聖はKNOCK OUT-REDスーパーライト級とKNOCK OUT-BLACKライト級の元王者であるバズーカ巧樹が5月に戸越にオープンしたばかりのジム「BRAID」の所属になっている。

 まず兄貴分ともいえるバズーカ選手との関係について教えてください。
「すごく仲良くなりだしたのは2022年の11月かな? 僕とバズーカと壱(・センチャイジム)が同じ日に試合をした大会があったんですよ。その前にTOKYO MXの番組の『KNOCK OUT STYLE』の第1回目の収録があって、僕と壱と千裕君が出演したんですよ。そこで壱と仲良くなりました。バズーカとはもともと話すことがあって“気が合うな”と思っていて。で、3人とも試合だったので“じゃあ試合が終わったら3人で飲みましょう”ということになって、そこから仲良くなって、その後も3人でよく飲みに行ったり遊びに行ったりするようになりました。今は壱は結婚して子供がいるので、夜はそんなに出歩けないので会うのは昼とかになっちゃったんですけどね」

 龍聖は2019年にプロデビューを果たすが、2022年に所属していたTRY HARD GYMを離れフリーに。それは幼少期からキックボクシングを教わっていたトレーナーのシン・ノッパデッソーン氏が同ジムを離れる際に付いていってのもの。その後の一時期、ノップ氏とたもとを分かつ時期があり、その際にはバズーカがセコンドを務めた試合もあった。
「あの時はジムに人がいなくてセコンドが足りなくて。それで壱かバズーカにお願いしようと思っていたんですが、壱が解説の仕事が入っていたから“バズーカ、頼むわ”ってことになりました(笑)」

 今、龍聖選手はバズーカ選手のジムでインストラクターをやることも?
「バズーカが試合がある時はそういう感じで手伝っています。今は僕が試合前なので自分の練習に集中していますが、試合がない時はインストラクター的なことをしています。ジムが軌道に乗るまではお手伝いしようかなと思っています」

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