野杁正明がスーパーボンと激闘展開もわずかに及ばず正規王座獲得ならず。若松佑弥はTKOで初防衛。吉成名高はアトム級初代王座を獲得【ONE173】

吉成の左ミドル(©ONE Championship)

 4R、圧を強めるヌンスリンに吉成はカウンターを的確に当てていく。パンチの攻防の中でヌンスリンが左目じりから出血。吉成は要所で押し返し、左インロー、左ハイを蹴り分け、左ストレート。左足を効かされたヌンスリンは圧をかけるが手数が出ない。

 5R、吉成はヌンスリンの圧を足でさばいて、左右のロー、右ジャブ、左ストレート、左ハイを的確に当てていく。ヌンスリンの圧が弱まるとキックとパンチをまとめる吉成。最後は吉成が前に出て、左ストレートを上下に打ち分け仕留めに行くがタイムアップ。

 判定は3-0で吉成が勝利を収めた。

 第13試合では「ONEライト級 MMA世界選手権試合」が行われ、王者のクリスチャン・リー(シンガポール/米国)がアリベック・ラスロフ(トルコ)に2RでTKO勝ちを収め防衛に成功した。

 今大会ではもう一つ、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)とノンオー・ハマ(タイ)による「ONEフライ級 ムエタイ世界王座決定戦が行われる予定だったのだが、前日計量後にロッタンが体調不良、ノンオーは計量およびハイドレーションテストを通過することができず、試合は延期となっている。

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