RENA「多分、彼女は私のことを根本的に嫌いだと思う」と伊澤星花との試合後の握手には否定的。神村エリカ戦ほどは「ムカついていない」【RIZIN大晦日】

「私ならやれる」とRENA

 今回の試合については「伊澤選手を倒したい。ベルトは後からついてくる。黒星をつけたいとかではなくて、倒したい。殴りたい」とシンプル。
 
「下馬評では絶対に不利だと思う。絶対的な王者だし、負けもない。女子でいうと一発がある選手はそんなにいないし、やっぱりパワーも男性とは違うので本当に爆発的に一発で失神させられるのかといえば難しい。そう考えると組みのほうが圧倒的に有利な状況だし、いろいろ考えた中で不利だけど、私ならやれるし、今いる選手の中で伊澤選手に対抗できる技を持っているのは私しかいないと思うので、そういうところで私は私を信じないとこの試合は勝てない。いろいろ含めてプロで18年、人生の半分以上は費やしているので、私は私を信じてやってきたことをすべてぶつけたら勝てるんじゃないかと思っています」と自分を信じて伊澤に立ち向かう。

 試合後の握手については「無理でしょ(笑)。いや、彼女次第ですね。私は全然選手としてリスペクトしているんですけど、多分、彼女は私のことを根本的に嫌いだと思うので。試合前も握手はしてもらえないと思っている。公開練習で手を差し伸べて彼女の反応を見たいと思う」との見通し。

 RENAは2011年に神村エリカと圧倒的な不利といわれる状況の中で戦い勝利を収めた。あの時も神村から挑発的な言葉が投げかけられていたのだが、当時と比べると「そう考えたら昔は私も若くて“売られたケンカは100買う”みたいな感じだったので、昔のほうがムカついてはいましたね。そう考えるとすごい丸くなったとか大人になったなというふうには感じます。(怒りなどが)ゼロかっていわれたらそれは嘘ですけど、別に“うわーっ”ってなってるかといえばそうではないです」と過去の大一番との比較を口にした。

 伊澤の打撃、スタンドでの距離については「思ったよりリーチがすごい長いのかなというふうに公開練習の時には思った。そこの打撃の距離は全然問題ないかなというふうに思うので、そこからですね。MMAなんで組みつくための打撃なのか殴るための打撃なのかというところの見極めはしっかりできたらなと思います」と語り、自身の得意の三日月蹴りやボディーブローについては「絶対に食らったことないと思うんで」と自信を見せた。

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