映画『映像研には手を出すな！』に手を出した理由！ プロデューサーを直撃！

ずばり、なぜ“映像研”に手を出したのか、いきさつを教えてください！

「以前に乃木坂46さんと『あさひなぐ』という映画を作りまして、またぜひ一緒に仕事をしたいと思い、いろいろと原作を探していたんです。“映像研”も早いタイミングで読んでいまして面白いなと思っていたんですが最初は、これを映画化するのは苦労するだろうな、と思い、他を探していたんですが…結局これ以外にないと思いました。それで『あさひなぐ』でもご一緒させていただいた英勉監督に相談したところ、監督も“これをやるのは大変ですよね。でも多分やります”と言ってくださって。かなり大変なことは分かる、それでも絶対にやりたいと思わせる作品だったんです」

アニメ版の人気の高さはプレッシャーでは…？

「実際、僕らは映画とアニメ版の時期が重なるかどうか知らなかったので、アニメと一緒に“映像研”が盛り上がっているうちに公開できればいいなとは思っていましたが、それ以外のことはそんなに意識していませんでした。というか、僕らは湯浅監督がアニメを作っているということ以外、ほとんど知らなかったんですね。浅草役が伊藤沙莉さんだというのもクランクイン前後に知りましたね」。

齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波をキャスティングした理由とは？

「実は今回、英監督と僕らでしっかりキャラクターを作って、それをキャストに100％演じてもらおうというコンセプトを立てていました。つまり、演じる本人のイメージにキャラを寄せることはしないよ、ということです。そこから考えると、演技経験もあり、身長などの見た目も近い人が望ましい。まず“映像研”に定めた時点で、僕のなかで浅草役を齋藤飛鳥さんがやったら相当面白くなるなという確信がありました。齋藤さんはクールな印象がありますが、そんな人がこういうキャラクターをやるととても魅力的になるはずだと思ったんです。そして水崎ツバメ役には華やかな雰囲気を出せる山下美月さん。金森さやかには長身でクールさも出せる梅澤美波さんにお願いしました」