【平成昭和物語 半世紀前の渋谷を想う ~神泉・千羽~】ファミリーの街から若者の街、そして一坪2000万円の街へ 変貌し続ける街「渋谷」
変わりゆく東京の景色。同じ場所で、今昔を見続けた人にしか分からない、その街の移ろいがあるのであれば、訊いてみたい。
渋谷区神泉町にのれんを掲げる「串焼き 千羽」は、約40年間、神泉、渋谷を見続けてきた知る人ぞ知る名店だ。主人の酒井健次さんは80歳を越えた今なお、 奥さんである女将・貞子さんとともにお店を切り盛りし、包丁を握り続けている。
二人の眼には、渋谷の半世紀の変移はどう映ったのか――。当事者だからこそ語れる渋谷の変貌を伺った。