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なでしこジャパンがロンドン五輪出場権獲得

2011.09.12 Vol.524

 サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」が8日、苦闘の末、ロンドン五輪の出場権を獲得した。1日から中国で始まったアジア最終予選。初戦のタイ戦から順風満帆とはいかなかった。

 強行日程をにらみ沢、宮間ら主力を温存したタイ戦は前半0−0。後半に宮間を投入して3得点をあげ、勝利したものの、先行きに不安を感じさせた。2戦目の韓国戦も2−1で勝つには勝ったが、先制するも追いつかれる展開。後半はミスも出て苦戦を強いられた。

 しかし苦戦しながらも2連勝で勝ち点6をきっちり押さえるところは女王の風格か。3戦目の豪州戦はパスサッカーが復活。ゲームを完全に支配し、後半17分に永里優からのパスを受けた川澄が決勝ゴールを決めた。1−0ながら、危なげのない戦いぶりで3連勝。五輪出場に王手をかけた。

 そして迎えた北朝鮮との第4戦。連戦の疲れからかいつもより運動量が少ない日本に対し、フィジカルで勝る北朝鮮がペースを握る。しかしDFラインとGK海堀の好守で前半を0−0で乗り切る。後半も北朝鮮の猛攻は続くが徐々にパスがつながり始めた日本は後半37分、近賀のクロスに永里優が合わせたボールをGKチョ・ユンミがセーブ。しかしそのこぼれ球がDFキム・ヒナに当たりオウンゴールで日本が先制。このまま守り切れば五輪出場決定だったのだが、ロスタイムの後半47分にゴール前の混戦からキム・チョランに同点ゴールを決められ、1−1で引き分けた。

 しかし、その後行われたオーストラリアvs中国戦で中国が0−1で敗れ、日本が五輪出場権を獲得した。


東北の復興を願い、百人隊応援出陣!

2011.09.12 Vol.524
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 新宿区無形民俗文化財「江戸幕府 鉄炮組百人隊」が新宿区百人町の皆中稲荷神社より出陣する。「江戸幕府 鉄炮組百人隊の儀」は昭和36年、歴史的に由緒あるものを後世に伝え残そうと、百人町の有志により創立された保存会により、隔年で同神社に奉納。今年も約150名の鎧甲冑、馬が行列をし、途中8カ所で鉄炮同心役40名による火縄銃発射演式を行う。今回は創立50周年記念として10名の「レディース鉄炮隊」も編成される予定だ。今年で26回目となる、江戸時代を偲ばせる古式豊かな時代絵巻イベントを間近で体験しよう。

【日時】9月25日(日)、9時45分 【問い合わせ】TEL:03-3361-4398(皆中稲荷神社内) 【URL】www.edo-hinawa.com/


男子W杯アジア3次予選でウズベキスタンにドロー

2011.09.12 Vol.524

 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会のアジア3次予選から登場した日本代表は2日、さいたま市の埼玉スタジアムで初戦に臨み、北朝鮮の集中した守りに苦しみながらも、土壇場の後半ロスタイムに吉田麻也が頭でゴールを決め、1−0で勝った。

 負傷による本田の不在もチームには痛かった。代役でトップ下に入った柏木は「次、使ってもらえると思っていない」と自省したように、うまくボールを納められず、後半途中、左から位置を移した香川も本田に匹敵する働きをしたとは言い難かった。

 6日にはタシケントでウズベキスタン代表と対戦、1−1で引き分けた。これで2試合で1勝1分けで勝ち点4。

 前半8分、ウズベキスタンのジェパロフに先制ゴールを許した日本は後半20分、右サイドからクロスに岡崎が頭で合わせ、同点に追い付いた。

 第3戦は10月11日、大阪・長居スタジアムででタジキスタンと対戦する。


使い切りサイズで開けやすい

2011.09.12 Vol.524
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 60年以上愛されている台形枕缶の「ノザキのコンビーフ」に、使い切りサイズで開けやすい「ノザキのコンビーフ イージーオープン缶」が全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで新発売された。同商品はコンビーフのおいしさはそのままに、内容量を従来の100gから1回で使いきれる75gに。またプルトップのイージーオープン缶なので、開けやすく、缶からコンビーフの取り出しも容易でさらに使いやすくなった。発売を記念し読者5名に12缶セットをプレゼント(係名:「コンビーフ」)。

【価格】315円(税込) 【問い合わせ】川商フーズ食品流通部食品流通グループ TEL:03-5298-5832 【URL】http://www.cornedbeef.jp


ビーティ・アイ再来日 リアムがご機嫌ライブ

2011.09.12 Vol.524
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 元オアシスのリアム・ギャラガー率いる英ロックバンドのビーディ・アイが初のジャパンツアーを敢行中だ。サマーソニックでの熱狂も覚めやらぬなかでの再来日に、多くのファンも興奮気味だ。初日5日のZepp Tokyoのライブでは、ビートルズの「アクロス・ザ・ユニバース」のカバーで幕開け。ビーディ・アイ主催で4月にロンドンで行った震災チャリティー・イベントで披露した曲で、日の丸をバックに歌い上げるリアムにならって観客も歌いだし、最後には大合唱だった。ライブは、アルバム『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』の収録曲を中心にプレー。12日も同所で。


水中での歩行速度が向上!

2011.09.12 Vol.524
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 スポーツソックスブランド「CROSSPRO」は、水中ウォーキング時に着用するだけで、運動効果をアップさせることができる新アイテム「CROSSPRO 水中ウォーキング用ソックス」を通販サイト「okamoto web store」で発売。水中でのウォーキングは、陸上に比べ膝や腰への負担が少なく、水の抵抗により、効果的な消費カロリーアップが期待できる。水中専用の滑り止めを採用することで、足の踏ん張りがきき歩行速度がアップ、運動強度の向上をサポートする。S、M、Lの3サイズ。

【価格】2625円 【問い合わせ】岡本お客様相談室 TEL:0120-551-975(平日10〜17時) 【URL】http://www.okamotogroup.com/ 【通販サイト】http://www.rakuten.ne.jp/gold/supersox/


松潤 舞台に向け肉体改造

2011.09.12 Vol.524

 嵐の松本潤が7日、都内で開かれた主演舞台『あゝ、荒野』(10月29日〜11月6日、彩の国さいたま芸術劇場)の製作発表に出席した。蜷川幸雄氏と再タッグ。ボクシングに青春をかける若者の役で、3月からジムに通っているといい、「初日までにさらに体を絞りたい」と肉体改造に意欲的。ライバル役の小出恵介は「打ち合いが楽しみ」とライバル心を燃やした。


こまつ座『キネマの天地』が25年ぶり待望の再演

2011.09.07 Vol.523
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谷古宇正彦

 こまつ座の『キネマの天地』が9月5日から新宿・紀伊國屋サザンシアターで上演中だ。同作は86年に公開された松竹大船撮影所50周年記念作品『キネマの天地』の続編として企画された舞台作品で、同年に日生劇場で井上ひさし作・演出で上演されたもの。25年ぶりの待望の再演となる。

 舞台は映画とは全くストーリーが違い、スター女優4人と監督、助監督、刑事役に扮する大部屋老役者の7人による、二幕構成の推理劇。今回は麻実れい、三田和代、秋山菜津子、大和田美帆が女優役で出演。作品と同様に各世代の実力派女優が豪華な競演を果たしている。

 10月1日まで紀伊國屋サザンシアターで上演。


第三舞台が封印解除&解散公演

2011.09.07 Vol.523

果たしてかつてのファンはチケットを入手することができるのか…

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左後方から高橋一生、山下裕子、小須田康人、筒井真理子、大高洋夫、主宰の鴻上尚史、筧利夫、長野里美

 演出家の鴻上尚史が主宰を務める劇団「第三舞台」の封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』の製作発表会見が5日、都内で開かれ、鴻上ほかキャスト陣が勢揃いした。

 第三舞台は1981年に早稲田大学の演劇研究会で旗揚げ。スピード感あふれる台詞回しや場面転換、ギャグの応酬といった表層的な面白さに加え、現実の一歩前を行くストーリー、社会への鋭い風刺を含んだ作品性で、80年代から90年代にかけ絶大な支持を集めた劇団。2001年の20周年記念公演を期に、その活動を10年間封印していた。

 鴻上はその10年目を迎えるにあたり、2年ほど前から再開に向け動き出し、復活公演を行うことになったのだが、その過程で劇団員と話し合ううちに、「それぞれが次の新たなところに行くために解散したほうがいいだろう」という結論に至った。

 復活公演が発表された段階でかつてのファンからチケットの問い合わせが殺到。なかには10年前の封印公演以来、演劇を見ていないというファンもいるというが、鴻上は「10年を重ねてしまうほどのものでは…。あんまり過剰に期待しないで」と苦笑い。そして9月17日の一般発売に先駆け、すでに追加公演も決定するなど、チケットの入手が困難となることが予想され「明らかに席が足りなくて、10年待っていたのにチケットが取れない人も出るかもしれない。ケアしたいと思っているんですが…」とファンに対する気遣いを見せた。

 同公演は大阪、東京、福岡の全4会場で公演予定。東京では11月26日〜12月18日の新宿・紀伊國屋ホールと来年1月6日から9日の池袋・サンシャイン劇場で上演される。


がんばらないで賢く節電! エコナビ家電でアピール

2011.09.07 Vol.523
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「エコナビ」シリーズは21商品カテゴリーで187機種にまで拡大。節電意識の高まりによって「エコナビ」認知率も約90%に達した
「旦那の(電気の)消し忘れを消していっています」と、節電に励んでいる吉瀬美智子。エコナビ掃除機も愛用していると話した

 パナソニックは6日、都内で、「エコナビ」新製品の発表会を開催し、ルームエアコン、冷蔵庫、ドラム式洗濯乾燥機をラインアップに追加した。

 同シリーズは、それぞれの家庭の暮らしに合わせて家電自らが節電する働きをするもの。電気をこまめに消したりエアコンの設定温度を控えめにするなど使う人が心がけていたこれまでの節電と、用途と状況を的確に見極める「エコナビ」家電を併用することで、よりいっそうの節電効果が期待できそうだ。

 新たに加わったルームエアコンは、新たな構造を採用し省エネ性を向上させたのに加え、部屋の隅々まで快適に空調することを実現。冷蔵庫は、ホームフリージングの広まりなどから食品収納スペースをアップ、冷気の漏れも低減した。ドラム式洗濯乾燥機は、たたき、もみ、押しの洗い方を組み合わせた「スピンダンシング洗浄方式」を新開発。従来は42分かかっていた洗濯時間を12分短縮、約30分を実現したことで節電効果が期待できる。新商品は、9月末から順次発売される。

 発表会には、同シリーズのCMキャラクターを務める吉瀬美智子も出席した。


【COVER SPECIAL INTERVIW】ROCK’A’TRENCHの自由

2011.09.05 Vol.523

最新アルバム『Bohemia』は最高傑作!

多国籍なリズムやサウンドが特徴のロックバンド、ROCK'A'TRENCH(ロッカトレンチ)が新たな一歩を踏み出す。7日に、セカンドアルバム『Bohemia(ボヘミア)』をリリース。ボーカルの山森大輔とドラムのオータケハヤトにインタビューした。

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撮影・新妻和久

 ROCK'A'TRENCHの最新作を聴いてふと浮かんだ言葉がある。「音楽とは、音を楽しむと書く」。手アカのついた表現だが、明るくて楽しくて、いろんな光も感じさせてくれ、『Bohemia』はその言葉が指し示す音楽だと断言できる。

 自由奔放であること。辞書でBohemiaを調べるとそう書いてあった。

山森「1枚目のタイトルが『ACTION!』だったので、次はBから始まるものがいい。そんな簡単な着想で浮かんだのが『Bohemia』でした。確かいい意味があったはずだって調べたら、自由な精神だとか、何にもとらわれることなく創作する姿勢だとか書いてあって、見れば見るほどこれしかないって」

 前作から2年2カ月を経てのセカンド。その間にシングルのリリースやツアーがあったとはいえ、贅沢といってもいい制作期間があった。「会心の作品」と2人はかみ締める。

山森「どんな作品を作るか――。このアルバムを制作するにあたって、最初の段階で明確なアイデアは持っていませんでした。ただ、シングル5曲が収録されることになっていたので、それらを超える曲でやろう、と。それと、できる限りメンバー5人のアンサンブルで、レコーディングも一気にドーンとバンド感を出してやること。正直なところ、これまでの作品を聞くと、もっとバンド感を出したほうが良かったっていう思いもあって」

オータケ「このバンドは最初2人で始まっていて、僕を含めて残りのメンバーは加入組。今のメンバーで楽曲をしっかり練る時間を持ててなかった。それでも、バンドらしくサウンドを作っていたつもりだけど、やっぱり練ったものと比べると……違うよなあ」

 曲を練ることに重きを置いたこの作品はバンドに新しい景色を見せてくれた。そして、これまで以上のメンバーの結束も与えたのだという。

オータケ「曲を作る過程で、一番濃い部分はデモテープを作る段階だと思うんです。歌詞とか曲だとか核となる部分はその段階で考えきっているし、ある意味で完成している。ファーストはそれをなぞったイメージがあります。でも、セカンドでは、レコーディングまでの準備(プリプロ)をしっかりやるようにしたことで、もう一歩進めたし、いい結果につながったと思う」

山森「何よりもレコーディングが楽しくなったのがいいことですね(笑)。ちゃんと積み上げたものがあるから、何も考えずにレコーディングに臨める。ベースの真(シン、河原真)がアウトロで派手なことをやってきたり、ギターのヒロ(豊田ヒロユキ)が本番まで何をやるか聞かせてくれなくても対応できるんですよ。……曲を練る作業って、無数の正解のなかから、自分たちに合っていて曲も輝くものを選択すること。それを繰り返すなかで、バンドとしての価値観を確認し合えたんだと思います」

オータケ「根本が揺るがなくなるからね。最近見た宮崎駿さんのドキュメンタリーでもそうだったよ。それぞれが自分の持ち分を真っ当するんだけど、同じ根本を共有しているから出来上がったものを合わせると見事に1つになる。この作品で、僕らもそういうスタイルに近づけたんじゃないかな」

山森「自分が練った曲を持っていけば絶対いい曲になる気はしてます。ん〜、お金を入れたらちゃんと出てくる自販機のような?(笑) 時々、蹴ったり、斜めにしたりしないと出てこないときもあるかもしれないですけど」

「僕らはまだ一歩一歩進んでいる段階」という彼ら。しかしこの作品で手にした確かな自信は、彼らに大きな飛躍を約束してくれるはずだ。

(本紙・酒井紫野)

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New Album 『Bohemia』

連続ドラマ『鈴木先生』オープニングテーマ「光射す方へ」、資生堂SEA BREEZE CMソング「言葉をきいて」など全13曲を収録。初回盤Bには、カナダのシンガーソングライター、ダニエル・パウターとコラボした「Yeah Yeah Yeah」のライブ映像も収録。ワーナーミュージックより9月7日(水)発売。CD DVD形態の初回限定盤AとBはそれぞれ3500円、CDのみの通常盤は3000円(ともに税込)。詳細は、アルバム特設サイト(http://www.rockatrench-bohemia.jp)。ツアー日程など最新情報は公式ウェブサイト(http://www.rockatrench.com/)で。


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