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15歳・久保が飛び級でU−20日本代表選出

2017.05.05 Vol.690

 日本サッカー協会は2日、都内で会見を開き「U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)」(5月20日〜、韓国)のU-20日本代表メンバー21人を発表。FC東京ユースの15歳の久保建英が飛び級で選出された。

 内山篤監督は「自分が何ができるかをよく分かっている」と、判断や適応能力の高さを招集理由として挙げた。

 久保は都内で会見に臨み「素直にうれしい」とはにかみつつ、「選ばれた以上は同じ代表。全力で戦い、勝利に貢献したい。周りがすごいと思えるプレーを見せたいし、形にこだわらず、貪欲に得点を狙いたい」と飛び級での招集にもひるまない覚悟を示した。

いきなり背水の陣もタイに2−0勝利 サッカーW杯アジア最終予選初戦敗退国はW杯に出られない? そんなジンクス吹っ飛ばせ!

2016.09.11 Vol.674

 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会出場へ向け、最後の戦いとなるアジア最終予選が始まった。

 6大会連続出場を目指す日本はB組でオーストラリア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、タイと戦う。グループ2位までが無条件で本大会への出場権を獲得。各グループの3位はホーム&アウェーの2試合を行い、その勝者は北中米カリブ海の最終予選で4位なった国との大陸間プレーオフに回る。

 日本は9月1日、初戦でUAEと戦い1−2で敗れた。1998年フランスW杯以降、アジア最終予選の初戦に負けたチームが本大会に出た例はない。

 中4日空けて、6日にはアウェーでタイと対戦。ハリルホジッチ監督はUAE戦からFW岡崎とMF清武、大島に代わり、FW浅野とMF原口、山口蛍を先発で起用した。日本は前半18分右サイドから酒井宏の鋭いクロスを原口がヘッドで合わせて先制点。その後も地力で勝るタイを相手に再三チャンスを作るものの、決定力に欠き、1−0のまま前半終了。

 後半には9分にペナルティーエリア内での相手DFのハンドが認められないなど、不可解ジャッジが続いた初戦を思い出させるシーンもあり、何とも嫌なムードが漂ったが、30分に長谷部の浮き球のスルーパスに走り込んだ浅野がDFを振り切りシュートを決め2−0と突き放し勝利を収めた。

 長谷部とともにWボランチを務めた山口蛍も安定した守備を見せ相手の攻撃の芽をしっかりつぶす。ハリルホジッチ監督の選手起用がズバリとはまった。

 勝利が至上命題だった試合できっちり勝って勝ち点3を獲得したが、シュート数で23本対3本と上回り、後半、足が止まったタイを相手にもっと点が取れたのでは?という内容でやや不安を残した。

 日本の次戦は10月6日、埼玉スタジアムでのイラク戦。そして11日にメルボルンで豪州と対戦する。

新生日本ラグビー代表再始動 18、25日にスコットランド代表と対戦

2016.06.02 Vol.667

 

 日本ラグビー協会は2日、日本代表とスコットランド代表が対戦する「リポビタンDチャレンジカップ2016」の会見を開いた。試合は6月18日に愛知・豊田スタジアム、25日に東京・味の素スタジアムで行われる。

 6月11日にカナダで行われるカナダ代表との試合と合わせ、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向けた重要な試合だ。

 この3試合の代表メンバーは先日発表されたのだが、2015年W杯メンバーを中心にスーパーラグビーに参戦したサンウルブズのメンバー、そして2019年に向けて初代表となる若い選手も多く選出されている。なおリーチ マイケルと五郎丸歩は怪我のため招集されていない。

 この日の会見には協会の「15人日本代表 ディレクター・オブ・ラグビー」を務める薫田真広氏と日本代表の田中史朗(パナソニック ワイルドナイツ)が登壇。

 スコットランドは昨年のW杯で日本が唯一敗れたチームとあって薫田氏は「2019年に前回以上の成績を残すため、現時点での力を知るためにはスコットランドは最高の相手。選手については2019年にベスト8に入れるかどうか、伸びしろがどうかなど、フィルターにかけられる最初の試合になる」とこの試合の意義を話した。

 田中はW杯の敗戦にについて「前回は休みが短かったということもあるが、南アフリカに勝って全員が舞い上がって喜んでしまったことが問題だった。短期間の試合でどれだけ集中できるかが大事。勝ったことで自分たちに甘さが出てしまったことがスコットランド戦の敗戦につながった」と振り返り「今回はまとまることが一番大事。新しいチームで互いに考え方も理解していないし、どんなスタイルでラグビーをするのかも理解していない。しっかりコミュニケーションをとって互いを理解することで統率力が生まれて代表としていい結果を生むことができるのではないかと思う」と試合への意気込みを語った。

5年ぶり復活の「KIRIN CUP SOCCER」日本は初戦でブルガリアと対戦

2016.04.13 Vol.664

 日本サッカー協会が13日、都内で会見を開き、5年ぶりに開催される「KIRIN CUP SOCCER 2016」(6月3日、愛知・豊田スタジアム/6月7日、大阪・市立吹田サッカースタジアム)の開催概要を発表した。
 今回はトーナメント方式で行われ、3日に準決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ代表vsデンマーク代表、日本代表vsブルガリア代表が行われ、7日に3位決定戦と決勝。日本はデンマーク代表とボスニア・テルツェゴビナ代表のどちらかと対戦。残る2チームが対戦する。
 会見には田島幸三会長、技術委員(強化)の霜田正浩氏、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が登壇。

 冒頭、田島会長が「KIRIN CUPの歴史をひもとくと1978年にその1回目となるジャパンカップがスタート。私事ですが、1980年のジャパンカップには私自身も選手として出場しています。私たちの時代は世界のチームと戦う機会が本当に少ない時期。そんなときこの大会は代表の強化に欠かせない大会でした」とその歴史を振り返った。

 続いて霜田委員が「最終予選の前になるべく強い相手と戦いたいという監督の希望があり、今回このKIRIN CUPが復活し、ヨーロッパの強豪国を呼ぶことができた。ここで日本代表が採取予選に向けてどれくらいの戦いができるのかというチャレンジの大会になると思う」と今回の大会の意義を説明した。

 ハリルホジッチ監督は「重要な大会。最終予選のいい準備になる。この3チームはもしかしたらロシアで対戦することになるかもしれない、私たちよりも強くて経験がある。しかし私は2試合勝つことにトライする」と話し、この3チームについて「ボスニアは私の母国で現在FIFAランク20位の強豪。何人かの選手はかなりハイレベル。デンマークはパワーのあるチーム。7~8人が190センチ以上の選手。空中戦はかなり強い。何人かの選手はヨーロッパのビッグクラブでプレーしている。ブルガリアはここ5試合、日本に対して4勝1分け。1週間ほど前、世界で5~6位に入る強豪のポルトガルに1-0で勝利している。難しい時期もあったが今は若手が台頭し野心のあるチームに生まれ変わっている」と話した。

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