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鈴木勇人が初防衛。敗れた左右田は引退を表明【8・31 K-1 KRUSH】

2019.09.01 Vol.Web Original

鈴木が左ミドルでペースを握る
「K-1 KRUSH FIGHT.104」(8月31日、東京・後楽園ホール)で行われた「KRUSH FIGHTスーパー・ライト級タイトルマッチ」で王者・鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)が左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を相手に初防衛を果たした。

 試合は1Rから鈴木の左ミドルが冴え渡る。左右田の右脇が早くも赤くはれていく。しかし左右田は1Rこそ左ミドルを被弾し続けたものの、2Rになるとそのミドルにパンチを合わせるなどすぐに対応。ローキックから左ボディーに右ストレートとパンチにつなげ反撃。

 鈴木も左の蹴りをハイ、ミドル、ローと蹴り分け、そこにパンチを交え左右田に対抗する。

 しかし徐々に左右田のボディーブローが効き始め、鈴木の蹴りが減ってくる。

王座挑戦の左右田がランバージャックデスマッチを提案。真の決着戦を要求【8・31 K-1 KRUSH】

2019.08.20 Vol.Web Original

公開練習では久々となるミット打ちを披露
「K-1 KRUSH FIGHT.104」(8月31日、東京・後楽園ホール)で鈴木勇人の持つ「K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王座」に挑戦する左右田泰臣が8月20日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

 左右田はこれまで公開練習では“替え玉”に代わりに練習をさせたり、パンチを受け続ける練習を披露したり、はたまた練習をせずに相手の攻略法をまとめた“攻略本”を公開したりと異例のスタイルに終始してきたのだが、この日はまさかの2分のミット打ちをきっちりと行った。

 練習後の会見でコンディションについて「いつも公開練習は1週間前くらいにやるが、いつもと変わらない感じ」と順調な仕上がりをアピールするように鋭いワンツーを大宮司トレーナーの持つミットに何発も打ち込んだ。

 左右田はカード発表会見で「今一番欲しいのはK-1 KRUSH FIGHTのベルト」と言っていたのだが、この日は「自分が目標にしているK-1のベルトを取るためにこういう試合を組んでいただいたので、そのためにはしっかりと結果を出さないといけない。結果を出さないと前に進めない。勝てばベルトはしっかりついてくるという感覚。そのために欲しいベルトという感じ」などとK-1のベルトへの想いと、それに向けて今回のタイトルマッチが重要な意味を持つことを改めて話した。

二度目の王座挑戦の左右田が中澤戦のトラウマ払拭へ本気のベルト獲り【8・31 K-1 KRUSH】

2019.06.12 Vol.Web Original

二度と踏み台にはされたくない
「K-1 KRUSH FIGHT.104」(8月31日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が6月12日、都内で開催された。

 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王者・鈴木勇人(王者/K-1ジム五反田チームキングス)が左右田泰臣(挑戦者/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を挑戦者に迎え初防衛戦に臨む。

 左右田はこの日もマスク姿で会見に登場。

「自分はあくまでもK-1スーパー・ライト級のベルトが目標で、それは今でも変わらない。でも今、一番欲しいのはK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級のベルト。もし今、この場にこのベルトに挑戦したいという方がいるのであれば立候補していただきたい。大丈夫ですか? 誰もいないということなので、この僕が挑戦させていただきます」と相変わらずつかみどころのないトークを展開。

 しかし「目標はK-1のベルトであるのは変わりないが、それを取りに行くために必要なベルトと思った」と話し、以前、当時の王者・中澤純に挑戦するも敗れたことに触れ「負けてベルトを取れなかったことはもちろんそうですが、その時のチャンピオンだった中澤純さんにごりごりに踏み台にされてしまったので、そういう思いは二度としたくない。しっかりと今回は本気で取りに行きます」と中澤戦のトラウマを払拭すべく、今回は本気でベルトを目指すことを表明した。

江川優生が西京春馬を破り涙の初戴冠【1・26 Krush】

2019.01.27 Vol.Web Original

 Krushの2019年第一弾大会となる「Krush.97」(1月26日、東京・後楽園ホール)で3大タイトルマッチがトリプルメインイベントで行われた。

鈴木勇人「明確な武器を自分は持っていますね」

2019.01.05 Vol.713

「僕は元祖キングスです。最近シュッとした選手が増えてきましたけど、自分が第1号なんで」と鈴木。「もともと出身は八王子で、家の近くのジムに通っていました。2年ぐらいそこでやっていたんですけど、1回やめちゃって。そのあとまた格闘技をやろうと思った時にちょうど五反田のジムができた事を知って、久保兄弟が好きだったのもあり、そのタイミングで移籍しました」と現在のジムに入門した経緯を語った。

金子、篠原がベルト返上で、1.26「Krush.97」で3大タイトルマッチが開催

2018.12.18 Vol.web original

 2019年1月26日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.97」の追加カード発表が18日、都内の会場で行われた。

「Krush.97」では「Krushフェザー級タイトルマッチ」として、西京春馬と江川優生の対戦がすでに発表されているが、この日、新たに「第4代Krushバンタム級王座決定戦」と「第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦」の2つのタイトルマッチが行われる事が発表された。
 これはKrushバンタム級王者・金子晃大と、同スーパー・ライト級王者・篠原悠人がともにベルトを返上した事によるもの。
 会見に出席した金子は「体重の増加。そして53㎏では戦いたい相手がいない。強い選手が多い55㎏で戦えたらと思って決めた」と理由を語り、運営もそれを了承。それにともない、挑戦者決定戦の萩原秀斗と晃貴がベルトをかけて対戦することになった。
 萩原は「Krush参戦2戦目でこんなビッグチャンスをいただいて感謝しています。プロになって初めてかっこいいなと思ったベルト。それがもう少しで手に入るかと思うとワクワクします」とコメント。晃貴は「デビューした時からずっと欲しかったもの。やっと目の前にきたのでうれしい。2戦目でタイトルが取れるほどKrushは甘くない事を見せたい」と意地を見せた。

2019年は西京vs江川のフェザー級タイトル戦で開幕【1・26 Krush.97】

2018.11.27 Vol.Web Original

西京は6月のK-1以来、7カ月ぶりの復帰戦
 Krushの2019年開幕戦となる「Krush.97」(2019年1月26日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が11月27日、東京都内で開催された。

 フェザー級王者の西京春馬が今年6月のK-1大会以来の復帰戦で江川優生相手に2度目の防衛戦に臨む。

 西京は6月の「第2代フェザー級王座決定トーナメント」で決勝まで進んだものの、決勝の村越優汰戦で試合開始早々に右足に異常が発生し、ほとんどなにもできないままドクターストップで敗れている。1日3試合の激闘により西京曰く「右足はなにもなかったが、ちょっと骨が折れていたり細かいケガがあった」と治療に専念せざるを得なくなり、試合期間が7カ月空くこととなった。

 江川はそのトーナメントにはリザーブファイトで出場。大滝裕太を1RKOで下し出番を待ったがお呼びはかからず。K-1の11月大会で覇家斗との延長にもつれ込む熱戦を制して、今回、初のタイトル挑戦にこぎつけた。

 2人はともに1998年生まれ。20歳同士のフレッシュなタイトル戦になる。

 江川は「今回は初のタイトルマッチということで気合も十分なので、全身全霊でベルトを獲りにいきたい。前回のトーナメントはアクシデントがなかったら西京選手が優勝していたと思う。そういう選手とできるということはうれしいし楽しみ。年明け1発目なので正月休みを返上してしっかり練習して、覚悟を持ってベルトを獲りに行きたい」などと話した。

 西京は「前回の試合から細かいケガが多かった。やっとケガも治り、試合ができる心と体が整ったので1月はしっかりレベルアップした姿を見せたい。江川選手はいつか試合をしなければいけない相手だと思っていたので、このタイミングでもいいかなと思う。KOも多いし、危ない怖い相手。しっかり気を抜かないでいきたい」などと話した。

 また西京が休養している間にK-1とKrushのフェザー級は大きな盛り上がりを見せたのだが、それについては「芦澤選手と小澤選手(の対戦)が盛り上がっていたり、先輩の卜部選手が来たり、abemaTVで見ていたんですが悔しかった」と語った。会場で観戦することはなかったようなのだが、その理由については「気持ち的にもなんですが、埼玉は遠いなと思って(笑)」と煙に巻いた。

卜部弘嵩がフェザー級転向へ手応えありの大きな勝利【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

「日本vs中国・7対7全面対抗戦」大将戦で3-0の判定勝ち
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)で行われた「日本vs中国・7対7全面対抗戦」で日本が6勝1敗で勝利を収めた。日本は中国との対抗戦で初めて勝利となった。

 大将戦に出場した卜部弘嵩はシュエ・シェンジェンと対戦。-58.5kg契約という未知の領域での戦いとなったが3Rを戦い切り3-0の判定で勝利を収めた。

 卜部のスピードの乗った左ハイ、ミドルで攻め込むが、シュエは下がらずに前へ出てパンチを放つ。ならばと距離が詰まると卜部はヒザをボディーにめり込ませ徐々にペースを握っていく。
 
 減量によるスタミナ切れもなく、3Rに入ってもスピーディーな動きはそのまま。シュエのパンチを食らっても大きなダメージをもらうこともなく耐久力の不安も見せず、フェザー級転向に向け上々の滑り出しとなった。

レオナ・ペタスが「西京佑馬、6秒で倒す」【4・22 Krush.87】

2018.02.28 Vol.Web Original

西京は「しっかり自分のファイトスタイルを貫けば勝てる」
「Krush.87」(4月22日、東京・後楽園ホール)の第二弾カード発表会見が2月28日開催された。

 今大会では王者・佐々木大蔵にゴンナパー・ウィラサクレックが挑戦する「krush-63kgタイトルマッチ」が行われる。

 この日は本戦4試合とプレリミナリーファイト3試合が発表された。

 -60kg Fightでレオナ・ペタスと西京佑馬が対戦する。

 ペタスはプロ戦績26戦20勝(8KO)5敗1分で、「2016年英雄伝説アジア-60kg級トーナメント」優勝という実績を誇り、Krushでもタイトルに絡むなどトップ戦線で活躍中。一方の西京は「K-1甲子園2016 -60kg王者」で昨年プロデビューし、これまで3戦3勝(1KO)というチャレンジングなカードとなった。

 宮田充K-1プロデューサーは「ペタス選手はKrushではトップ選手を片っ端から破っており相手探しが難しかったが、そこで西京選手が名乗りを上げてくれた。キャリアの差はあるが今まで3戦を見た中で全く危なげない試合をしていることを評価した」などとこのカードが実現した経緯を語った。

 西京は「最初はビックリしたが、負ける気はしなかったので受けさせていただいた。ペタス選手はパンチが強い印象。パンチには気を付けていきたい。トップ選手だとは思う、倒すのは難しいと思うがしっかりと勝ちたい。なめてはいない。しっかり実力は認めているが、しっかり自分のファイトスタイルを貫けば勝てるんじゃないかと思っている」

 ペタスは「まずはオファーを受けていただいた西京選手、ありがとうございます。受けたということは僕に勝てると思っているということだと思うので一言だけ。“なめるなよ”。西京選手はバランスが良くて倒しにくい選手だが、倒せると思う。練習の成果を出してきっちり倒したい。僕もデビューから3戦3勝3KOだったが、4戦目に後藤勝也選手に叩き潰されたので、同じように叩き潰そうと思っている」と話した。

 今後のタイトル戦線に大きく影響する試合となるが、西京は「ここでしっかり勝てば近いうちに(タイトル戦を)組んでいただけると思うので、しっかり倒して勝ちたい」、ペタスも「現チャンピオンより僕のほうが強い。チャンスがめぐって来ないだけ。与えられた試合を1試合1試合勝っていけば、必然的にめぐってくると思う。取りあえずkrushのベルトが欲しい。K-1 はkrushのベルトを獲った後に考えたい」などと話した。

 またペタスは「僕と戦ってもいい試合になるとは思うが、いい試合になってしまったら26戦をやってきたのが嘘じゃんとなってしまうので、いい試合にならないように倒したい。僕の弟分の良輝が西京選手のお兄さんに7秒で負けたので、僕は6秒で倒そうと思っている」とも話した。

「Krush.80」再起戦の卜部功也はフランスの2冠王と対戦

2017.07.11 Vol.694

 立ち技格闘技「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが10日発表された。2月の「K-1初代ライト級王座決定トーナメント」でゴンナパー・ウィラサクレックに敗れて以来の再起戦となる卜部功也はフランスの2冠王ヤニック・レーヌと対戦する。

 レーヌは初来日。47戦42勝(9KO)5敗。ISKA世界スーパーライト級とWKN欧州ムエタイ・ライト級の2冠を保持する強豪だ。

 功也は「試合映像を見ると黒人選手特有のバネがあって、フットワークもある選手。なかなかとらえづらい選手ですけど、しっかり仕留めたい」とKO決着を宣言。質疑応答でも「今はジムに入る瞬間から戦場だと思っていて、チームメイトですけどスパーリングから必ず倒したいと思って練習をしている。倒すことを普段から意識しています。スパーリングでもいろいろな選手を倒していて、スパーのKO率も上がっているので、その成果を見せられると思っています」とKO勝ちへの並々ならぬ決意を見せた。

 そしてこの勝利の先にK-1ライト級のベルトを見据える功也。現王者のウェイ・ルイは「次は卜部功也と戦いたい」と“逆指名”しているのだが、「向こうは勝てる自信があって言っていると思う。格闘技は夢の奪い合い。相手の地位や名誉を奪うつもりで、自分にストイックにトレーニングを積んでいるので、今なら勝てると思う」とこちらも強い決意を見せた。

3・3「Krush.74」木村と牧平の対戦相手が決定 出貝vs軍司は-53kg次期挑戦者決定戦

2017.01.20 Vol.682

 立ち技格闘技「Krush.74」(3月3日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが20日、発表された。
 元Krush-67kg王者の牧平圭太はKENJIと対戦する。
 現在4連敗中の牧平は「とやかく言える立場ではないので一言。必ず倒して勝ちます」と挨拶。KENJIは「格闘技人生を終えるうえで絶対に戦いたいヤツが2人いて、その1人が牧平選手。半年前に復帰したんですが、キックから離れている時にテレビで牧平選手の試合を見てファンになったというか、戦い方が好き。この試合を組んでもらえてうれしい」と話す。

 牧平はこの言葉に一瞬笑みを浮かべたものの、「うれしいけれど、どんなことがあっても勝たんといけん」と広島弁で決意を新たにし、「3月3日に試合をする選手の中で誰よりも自分が勝ちたい気持ちが強いと思う」と再度勝利への執念を口にした。
 
 約2年半ぶりのKrush参戦となる木村“フィリップ”ミノルは西川康平と対戦。
 西川は「最初のオファーは違う選手だったんですが、まさか木村選手になるとは思わなくて決まった瞬間に興奮しました。必死に練習して、木村選手をぶっ倒しにいこうと思っています」と話した。一方、木村は西川について「個人的に超好きな相手。バチバチ殴り合ってくれるので、いい感じにかみ合うと思う」と話すなど、“相思相愛”の様子。

 木村は大晦日の「RIZIN」でチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットと再戦の予定だったが。ベネットが来日不能で試合が中止となってしまった。
 しかし「大晦日へ向けてハードなトレーニングを何カ月もやっていたが、そのままトレーニングを続行してきた」とコンディションは万全のよう。そして「MMAにはキックボクサーが持っていない、打撃のいいところがあった。それを経験できたのは大きい。打撃に戻ってきたら凄いことになるとワクワクしながら練習していました。それを全部Krushにぶつけられると思うとめっちゃ楽しみ」と話した。

 この2試合は-67kgで行われる。木村が「Krushの-67kgのタイトルを獲りたい」と語るなど、今後のタイトル戦線を占うカードとなりそうだ。

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