SearchSearch

ゴンナパーが初防衛。ピケオーは4度目の防衛を果たし、木村〝フィリップ〟ミノルとの対戦を要求【Krush 9・30】

2018.10.01 Vol.web original

「Krush.93」が9月30日、東京・後楽園ホールで開催、2つのタイトルマッチが行われた。
 ダブルメインイベント第2試合は、王者ゴンナパー・ウィラサクレックに、大沢文也が挑戦。

 大沢は1Rの最初から積極的に前に飛び出し、ゴンナパーに圧力をかける。ゴンナパーも右のフックなど反撃するも、どちらも決め手がないまま2Rへ。ゴンナパーは左のローを執拗に蹴り続け、大沢の動きを徐々に封じていく。気持ちで戦う大沢だが、後ろに下がることが多くなる。3Rでもゴンナパーはローを蹴り続け、左のストレート、右のフックと手数を増やし大沢がスリップする場面も。大沢は起死回生の右のアッパーを狙うもゴンナパーを倒すほどのクリーンヒットにはならず、判定でゴンナパーが勝利した。

大沢文也「戦隊ヒーローの延長線上に格闘技があったんです」

2018.09.25 Vol.710

 日焼けした肌にごっついゴールドの時計。一見オラオラ系のギャル男のような風貌。しかし、話をしていくと見た目とは正反対のシャイで優しい素顔が見える。格闘技を始めたのも純粋なヒーロー願望から。

「小学校3年生の時にボクシングを始め、中学からはボクシングを続けつつ、空手も始めました。で、高校に入ってからキックボクシングを始めました。男の子って、ウルトラマンや仮面ライダーなどのヒーローを見て、強い男に憧れると思うんですよ。それが大きくなるに従い、野球やサッカーのほうへ行くけど、僕はそれがずっと変わらないだけ。世界一強い男イコール世界チャンピオンだという気持ちをずっと持ち続けてきた結果、格闘技をやっているという感じです。戦隊ヒーローの延長線上に格闘技があったんです(笑)」

金子晃大「チャンピオンの肩書をナンパに使われるのは困ります」

2018.08.22 Vol.709

 色白で細身、俳優の坂口健太郎似の金子晃大。格闘家には見えないイマドキの男子だが、デビュー以来、無敗でKrushバンタム級チャンピオンに駆け上がったスゴイ選手なのだ。しかし当の本人は…「よく分かんないですよね。6戦しかやってないので、どのくらいでチャンピオンになるのが普通なのか、平均が分からない。大体こんなもんじゃないんですか?」と涼しい顔。会見や勝利者インタビューでもとぼけた発言が目立つが、普段からいわゆる“天然”キャラらしい。

「天然っていうか、よく怒られるんです。この前もジムの先輩の左右田さんの試合で、左右田さんが持ってきたおにぎりを食べたんですよ。食べてもいいって言うから。そしたらちょうど食べている最中に、左右田さんと大宮司代表が入ってきて、すごい変な雰囲気になって…あれっ?って。そしたら案の定、次の日めっちゃ切れられました。左右田さんに。タイミングが悪かったのかな…。もしかして、後から食べようと思って楽しみにしていたのかも。だったら悪い事しちゃったな」

 先輩に対してもこの態度。しかし、その物怖じしないところが可愛がられているようで…。
 
「僕、おねだりはよくしますよ。ジムでも皇治さんや城戸さんがカッコいい練習着とか着てると、“それ下さい”って言ってもらっちゃう。大体みんなくれます。そんなに高いものとかねだらないのがコツです。そこそこぐらいで(笑)。多分すごいおねだり上手です」

篠原悠人がスーパー・ライト級王座獲得【8・5 Krush.91】

2018.08.05 Vol.Web Original

2-1の際どい判定も中澤にリベンジ
「Krush.91」(8月5日、東京・後楽園ホール)でダブルメインイベントとして2つのタイトルマッチが行われた。

 第1試合で行われた「Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ」は挑戦者の篠原悠人が王者・中澤純を2-1の判定で破り第6代王者に輝いた。

 2人は2017年2月に「第5代王座決定トーナメント」の準決勝で対戦し、中澤がKOで篠原を破っている。

 試合は1Rから中澤がプレッシャーをかけ前に出るものの、篠原は足を使って攻撃をかわしては左のジャブをガードの隙間からねじ込み右ストレート、右アッパーにつなげるなど巧みな攻めを見せる。

 2Rも1R同様、中澤がプレッシャーをかけ前へ出るが篠原は左のジャブで牽制。中澤の右ローが当たり始めるも、篠原は巧みなさばきで連打を許さない。逆に左フックで中澤をぐらつかせる場面も。

木村ミノルが初戴冠。そして公開プロポーズにも成功【8・5 Krush.91】

2018.08.05 Vol.Web Original

1Rに3つのダウンを奪い塚越にKO勝ち
「Krush.91」(8月5日、東京・後楽園ホール)でダブルメインイベントとして2つのタイトルマッチが行われた。

 第2試合で行われた「Krushウェルター級タイトルマッチ」は挑戦者の木村“フィリップ”ミノルが1R1分45秒、王者・塚越仁志をKOで破り第6代王者に輝いた。木村は4年前に山崎秀晃の持つKrushライト級王座に挑戦して敗れており、今回はいわば「青春の忘れ物」を手に入れるべく臨んだタイトル戦。長く“無冠の帝王”と言われ続けた木村にとっては初めてのベルトとなった。

 普段は相手の攻撃を見ることの多い塚越がこの日はいきなり打ち合いに出る。木村はガードを固めてしのぐと塚越のヒザにカウンターで左フックを合わせ最初のダウンを奪う。立ち上がった塚越に木村がラッシュ。塚越が左フックを出したところにまたも左フックを合わせて2度目のダウンを奪う。

 こういった場面から何度も逆転で勝利をもぎ取ってきた塚越は当然ながら立ち上がる。しかし木村は無慈悲なパンチの連打。最後も左フックでなぎ倒し、3度目のダウンを奪い、KO勝ちを収めた。

平本蓮と近藤魁成が本気モードのエキシビションマッチ【8・18 Krush.92】

2018.08.04 Vol.Web Original

会見中、平本が「本気でやってみない?」と近藤に提案
「Krush.92」(8月18日、愛知・名古屋国際会議場イベントホール)で平本蓮vs近藤魁成のスペシャルエキシビションマッチが行われることが発表された。

 Krush名古屋大会では2012年の第1回大会での佐藤嘉洋vs大和哲也を筆頭に、山崎秀晃vs大和哲也(2013年)、ゲーオ・ウィラサクレックvs武尊(2016年)、武尊vs武居由樹(2017年)といった豪華なエキシビションマッチが行われてきた。

 平本は2014年、近藤は2017年(-65kg)のK-1甲子園王者。そしてAbemaTVで放送されている「オオカミくんには騙されない」シリーズの出演者としての先輩・後輩でもある。

 この好カードに佐藤嘉洋・大会実行委員長は「名古屋Krushのエキシに外れなし! 平本蓮選手はすでに名実ともに若手のエースですし、近藤魁成選手は私も生で観戦し、そのポテンシャルの高さを体感しております。名古屋のK-1・Krushファンを若々しいエキシビションで魅了してくれるでしょう。 どうぞお楽しみに!」とのコメントを寄せた。

 会見で近藤は「エキシビションマッチなんで本気で試合をするんじゃないんで怖くないんですけど、もし本当の試合だったらやりたくなかったです(苦笑)。でも蓮くんとエキシをできると言われてやりたいなと思いました。自分も今まで名古屋大会を何度も見ていて、いつか名古屋大会のエキシに出たいなと思っていましたけど、それができる選手ではないと思っていたので、話をいただいた時はうれしかったです。蓮くんはお兄ちゃんみたいな存在で、僕の体重が落ちにくい時に『体重いけるか?』と連絡をくれたり、しんどい時に励ましてくれたりして大好きです。今年のK-1甲子園の予選(準々決勝・準決勝)もプレッシャーがあったんですけど、めっちゃ面白いLINEをくれてリラックスして試合に臨むことができました」、平本は「名古屋のスペシャルエキシビションマッチは恒例で、自分もいつか出たいと思っていたので、今年いいタイミングで出させてもらうことになりました。いつもの試合は記者会見から戦いが始まるんですけど、今回はエキシなんで普通にに楽しみです。しかも相手が魁成で、僕はK-1甲子園とオオカミくんで魁成の先輩です。先輩として、スパーリングやジムで練習するのとはまた違うと思うので、リングの上で拳で語ることができるのはいいんじゃないかなと思います」などと話した。

 そして会見の途中、平本は「どんなエキシビションマッチを見せたいか?」という質問に対し「エキシビションマッチは試合と違うし、今まで色んなエキシを見てきたんですけど、僕は生ぬるさを感じていました。だから(近藤に対して)エキシ用の大きいグローブとレガースはつけるけど本気でやってみない?」と近藤に本気モードのエキシビションマッチを提案。
 
 平本からの思わぬ提案に最初は「本気…ですか?」と戸惑っていた近藤だったが、最終的には「では本気で!」と承諾した。

 近藤は9月24日のK-1さいたま大会でK-1甲子園の決勝を控えているとあって、会見に同席した宮田充プロデューサーは「本当に大丈夫?」と心配顔だったが近藤は「大丈夫です!」と力強く回答。実戦と同じ本気モードのエキシビションマッチが決定した。

 改めて平本は「スパーリングよりも激しくやる。ハイキックには気をつけて、普通にいい試合になる。中部地区の人から『中部地区で試合やらないんですか?』と言われることが多いのですが、今回初めて東京以外でリングに立ちます。やるからには激しい試合をします」、近藤も「僕が持っているものを全てぶつけて、新しいものを蓮くんから受け取りたい。今までで一番本気のエキシビションなんで、僕と蓮くんの試合を見る感じでお願いします」などと話した。

皇治の弱点発覚「サウスポーとカラオケはマジ無理」

2018.08.02 Vol.Web Original

東京で初のトークライブ開催
 K-1ファイターの皇治が7月31日、東京・新宿の新宿ゴールデン街劇場でトークライブを開催した。

 皇治が東京でこういったイベントを開催するのは初めて。発売当日にチケットはソールドアウトし、急きょ増設した客席には満員のファンが詰めかけた。

 記者会見でのトラッシュトークでおなじみの皇治だが、この日は宮田充K-1プロデューサーが隣にいない治外法権のトークライブとあって、いつも以上にその舌鋒は冴えわたる。

 開演前に入場者からあらかじめ書いてもらった質問に答える形でトークは進行したのだが、もっとも多かった質問は「K-1選手の中で誰が一番嫌いか?」というもの。これには「K-1の選手はええ奴ばっかり。みんな必死こいて舞台に上がってきているから悪い奴はおれへん。ミノル君とか、めっちゃいい奴。小澤君もめっちゃいい奴」と言いながらも某選手については「〇〇〇だけは分からへん(笑)」と苦笑い。

 そして尊敬する人については「あまりいない。でも魔裟斗さんとかタケポンとかいろいろなことを背負って頑張ってる人は好き。結局タケポンのことは好きなのかもしれない(笑)」と12月の大阪大会での対戦をアピールする武尊について語る場面もあった。

ゴンナパーvs大沢文也、ピケオーvs和島大海の2大タイトル戦が決定【9・30 Krush.93】

2018.07.26 Vol.Web Original

大沢が「ダウンは絶対に取れる」「スパーでは牧平にも渡部にも負けない」
「Krush.93」(9月30日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が7月26日、都内で開催された。

「Krushライト級」と「Krushスーパー・ウェルター級」の2階級でタイトルマッチが行われることとなった。

 ライト級は王者ゴンナパー・ウィラサクレックに大沢文也が挑戦する。ゴンナパーは初防衛戦。大沢は2012年に卜部弘嵩が持つ-60kgのベルトに挑戦して以来のタイトルマッチとなる。

 日本人キラーの異名を持つゴンナパーだが、大沢は「みんなが“大沢かよ? 絶対に勝てないだろう”と思っているかもしれないが、挑戦者に選ばれた以上はチャンピオンと同じ位置にいると思っている。安保瑠輝也選手も負けて、残る日本人で勝てるのは僕しかいない。卜部功也選手は別格で、功也選手以外でゴンナパー選手に勝てるのは僕しか絶対にいないと思っている。別に強い奴が勝つのが格闘技じゃない。それなら試合する必要がない。勝った奴が強いと思っている。勝ち方はダウンは絶対に取れる。ダウンを取って後は逃げようかな。1ダウン取って逃げるか、らしくなく倒しに行くかという感じ。パンチは間違いなく当たる」と自信のコメント。

 その根拠として、「俺、持ってるなって」とケガをして日中対抗戦を欠場したのにタイトルマッチへの挑戦が実現したことをあげ、また「牧平とか左ミドルばかり蹴る選手じゃないですか。僕、牧平とスパーをやっても負けないんで。(会見の中継を)見ていたら怒られるかもしれないけど、僕のほうが強い。そう考えたらいけるんじゃないかなって。実際、この前、渡部太基とやった時も負けなかったんで俺、行けるわって感じです。牧平も“お世辞抜きで、お前が勝てるかどうかは置いておいて、蹴りは俺のほうが(ゴンナパーより)強かった”ってマジで言っていた。牧平の蹴りは痛いんだけど、耐えられるなって感じ。まあ、でも腕の一本くらいはあげますよ」などと話した。

9・30「Krush.93」から「第6代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」開催

2018.07.26 Vol.Web Original

決勝は来年の2月大会
 Krushが7月26日、都内で会見を開き、「Krush.93」(9月30日、東京・後楽園ホール)から8選手参加の「第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」を開催することを発表した。

 これは前王者・寺戸伸近の王座返上に伴ってのもので、同大会と「Krush.94」(10月28日、東京・後楽園ホール)で1回戦2試合ずつを行い、「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)で準決勝。来年の2月大会で決勝が行われる。

 9月大会では軍司泰斗vs森坂陸、椿原龍矢vs亀本勇翔、10月大会では大岩翔大vs玖村将史、桝本“ゴリ”翔也vsビクトー・サラビアが行われる。

 トーナメントの大本命と目されるのが前Krushバンタム級王者の軍司。軍司は6月大会で金子晃大に敗れバンタム級王座を失ったばかりだが、K-1のリングではスーパー・バンタム級でも戦い結果を残しており、階級を上げることの不利はない。現在19歳で、体がどんどん大きくなり通常体重が65~67kgという軍司にとっては55kgで戦えるというのはむしろプラスでこれまで以上のパフォーマンスが期待されるところ。

左右田泰臣が中国人マスクマン養成計画を逆提案【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

試合は貫禄の2RKO勝ち
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が7月23日、東京都内で行われ、高木健太を除く「日本vs中国・7対7全面対抗戦」に出場した13選手が登壇した。高木は骨折の疑いがあり会見を欠席した。

 カード発表会見、前日会見と髪切りマッチネタで大会を煽った左右田泰臣は前日の試合ではモン・グォドン相手に2RKO勝ち。試合については「前日の記者会見の件があってモチベーションを上げるのがきつかったが、勝ててホッとしている。師匠の大宮司さんと作戦を立てて、KOするなら左ボディーと決めていたが、その形になって良かった。2RにGOサインが出た時に荒くなって固くなったのが課題。相手の左ミドルはもらっても倒れることはないのでそこは無視して進めた」などと話した。

 試合後に同門のKrushウェルター級王者・塚越仁志にむちゃぶりで締めを任せたことについては「去年の12月に“棒読み事件”があったと思うんですが、そういう感じで終わるのかなと改めて家で映像を見て確認したら、“左右田さんが髪を守ったので僕はベルトを守ります”ってなにうまいこと言ってんだって。まあベルトは彼を成長させていると思います」と話した。

卜部弘嵩 復活勝利の陰に高橋ユウの内助の功【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

初めての58.5kgでの戦いにも手応え
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が7月23日、東京都内で行われた。

「日本vs中国・7対7全面対抗戦」の大将戦に出場し、勝利を収めた卜部弘嵩は「相手はタフでいいファイターだった。その中でしっかり最低限の仕事ができたかなと思っている。今はホッとしている」と試合を振り返った。初めての58.5kgでの戦いについては「実際に戦ってみてスピードが落ちることもスタミナが落ちることもなかった。まだまだ出し切っていないところもあったし、同時に改善点もあった。いろいろなことが見えた試合だったと思う」と話した。

Copyrighted Image