週末は子どもを連れてアート体験! 「オトノバ」に「おもしろびじゅつワンダーランド」

スズキユウリ《アコースティック・パヴィリオン》(参考図版) ©Heather Sterland

ICC キッズ・プログラム 2017 オトノバ 音を体感するまなび場
 NTTインターコミュニケーション・センターでは“音”を通してアートを楽しむプログラムを開催中。

 人が音を感じるとき、単に聞くだけではなく、目で見たり、振動として感じたり、においとともに感じたりしているもの。一方で、音によって広さや遠さを感じることもある。音を聞いて感じるものは、耳だけではなく他の知覚やこれまでの経験、その場の環境など、総合的に作られている。

 本展では、「オトノバ(音の場)」と題して“耳”だけでなくさまざまな感覚を通じて、また体を使って音を感じられる作品を展示。カラフルなラッパ型のホーンと、パイプなどの部品を自由に組み合わせてオブジェを作り、その長さや部品の多さなどによってパイプを伝わる音が変化する様子を感じることができるスズキユウリの作品(写真)や、香料の入った大小のビンを使って、音楽だけでなく香りを奏でて、音階ならぬ“香階”を感じる『パフューマリー・オルガン』など、ユニークな作品が揃う。作品を体験することで、身の回りの音をこれまでとは違った聞き方、見方でとらえられるようになりそう。“音”について新しい感覚を発見できるかも。※大人のみでの入場も可。

ICC キッズ・プログラム 2017 オトノバ 音を体感するまなび場
【時間】11〜18時
【場所】NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA
【開催期間】 開催中〜8月31日(木)
【休】月曜
【料金】入場無料
【問い合わせ】0120-144199
【交通】京王新線初台駅東口から徒歩2分
【URL】http://www.ntticc.or.jp/
展覧会イメージ「出現!鳳凰ワールド」

六本木開館10周年記念展 おもしろびじゅつワンダーランド2017
 さまざまな展示方法で日本美術を体験・体感・発見できるユニークな展覧会として、子供から大人までに人気を博した「来て、見て、感じて、驚いちゃって!おもしろびじゅつワンダーランド」(2012年)の第2弾!

 今回は、難しいと思われがちな日本美術を、より親しみやすく、多様な視点から紹介。映像や音などを含めた空間全体で作品の世界を感じたり、デジタル技術を使ったインタラクティブな創作を体験したり、さまざまなしかけを通してサントリー美術館の名品と出会うことができる。子供から大人まで、楽しみながら日本美術への興味や理解を深めることができる、斬新な展示がずらり。解説を読みながら、静かに作品と対峙する“美術展鑑賞”とは、まったく違う展示方法は驚きの連続! 日本美術のワンダーランドを楽しんで。

六本木開館10周年記念展 おもしろびじゅつワンダーランド2017
【時間】10〜18時(金土は20時まで。入館は閉館の30分前まで)
【場所】サントリー美術館 
【開催期間】開催中〜8月31日(木)
【休】無休
【料金】一般1000円、大学生800円、中学生以下無料
【問い合わせ】03-3479-8600
【交通】地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結。東京ミッドタウン ガレリア3階
【URL】http://suntory.jp/SMA/