EXILEメンバーと中学生がダンスで釜石の新たな船出を盛り上げ【釜石鵜住居復興スタジアム完成】



 2019年に行われるラグビーワールドカップ(W杯)の会場となる「釜石鵜住居復興スタジアム」が完成し19日、オープニングイベント「リポビタン D 釜石鵜住居復興スタジアム オープニングDAY」が開催された。こけら落としとして釜石シーウェイブスRFC対ヤマハ発動機ジュビロによるメモリアルマッチが行われ、“ラグビーの街・釜石”に新しい歴史を刻んだ。釜石はファンの熱い応援を受けながら善戦。終了直前にも観客を唸らせる素晴らしいプレーを見せたが、24-29でヤマハ発動機ジュビロが勝利した。

 ハーフタイムも盛り上がった。「中学生Rising Sunプロジェクト」を率いるEXILE ÜSAとEXILE TETSUYAに、サプライズで橘ケンチ、小林直己、岩田剛典のEXILEメンバーが加わり、中学生たちとEXILEの「Rising Sun」でダンス。この4月から行ってきた2018年のプロジェクトの集大成として、熱のこもった力強い踊りで観客を沸かせた。

 パフォーマンスを行ったのは、EXILE ÜSAとEXILE TETSUYA、インストラクターらとともに練習を積んできた釜石市立釜石東中学校の全校生徒117名と、岩手県大船渡市立赤崎中学校と福島県会津若松市立湊中学校の全校生徒、そして岩手県釜石市、宮古市、山田町、大槌町の中学生らからなる混合チームTEAM夢の課外授業の236名。スタジアムは釜石東中学校の校舎が立っていた場所ということもあり、心揺さぶられるパフォーマンスだった。 

 出番を終えて、EXILE ÜSAは「復興のシンボルとなる場所にもともと通っていた中学生のみんなと一緒に踊ることができたのは深い意味があると思います。地元のお祭りだったり、周りにいる友達だったり家族をダンスで元気にすることもできると思うので、一緒に踊った同じ仲間としてダンスの輪を広げていって行ってほしい。またどこかで一緒に踊れたら素敵だと思う」と、コメント。

 EXILE TETSUYAも「この土地の子たちがここで踊った思い出を将来ずっといろんな人たちに語り継げるような出来事にするためにも僕らはまた頑張らないといけないと、みんなで話していました。僕たちも気合をいれて輝き続けられるように頑張りたいと思います。本当の意味で復興ができるまでこのプロジェクトを続けていきたいと思います。皆さんもこの町をさらに活性化して、いい街に作り上げていってほしいなと思います。またこの地にきて一緒に踊れることを楽しみにしています」と、話した。

 釜石東中学校3年の遠野凜成さんは、「人生で1度あるかないかの体験。そのなかで東中が活躍できたのがうれしい。今日体験したことを学校生活や人生に生かしていきたい」を、目を輝かせた。


「釜石鵜住居復興スタジアム」は、ラグビーの街としての歴史を持つ岩手県釜石市をはじめ東日本大震災で被災した三陸沿岸被災地の復興を加速することと、復興を象徴する事業となることを目指して整備が進められ、2019年のラグビーワールドカップ(W杯)の会場のひとつとなっている。

「中学生Rising Sunプロジェクト」は、東日本大震災で大きな被害を受けた東北の子どもたちに元気や夢を届けたいという思いから行われている取り組みで、EXILEが東日本大震災からの被災地の復興支援を目的として発表したチャリティーソング「Rising Sun」をEXILEメンバーと中学生が一緒に踊るというもの。二十一世紀倶楽部主催の「夢の課外授業」と文部科学省が協議し、EXILEメンバーや株式会社LDH JAPANの協力で2012年にスタートした。プロジェクトにはこれまで、のべ3000超の中学生が参加、希望郷いわて国体など毎年大規模なイベントでパフォーマンスを披露している。


【パフォーマンスを終えた参加メンバーの感想】

EXILE ÜSA
音楽が始まった瞬間に後ろからピリピリと気迫みたいなものを感じてひとつになれたなと感じましたし、来てくださったお客さんも温かく見守ってくれたので、最高のパフォーマンスになったと思います。

EXILE TETSUYA
釜石のみなさん、ラグビーファンのみなさんが温かかったのが救いだった。(このプロジェクトを)毎年続けていて、今年もすごく楽しみにワクワクしながら(鵜住居に)来て、子どもたちの一生の思い出になればという強い想いで踊らせていただきました。この曲の意味だったり、この活動の意味も改めて感じて、逆にパワーをもらって感謝する一日になりました。

橘ケンチ
こけら落としという1度しかない式典に呼んでいただけたのは光栄なことだと思っています。「Rising Sun」は東日本大震災の復興支援ソングとして作らさせていただいて、ライブツアーやいろんな場面でかなりの数をパフォーマンスをさせていただいて、築き上げてきた曲だと思っています。そういった曲を釜石の子どもたちを一緒に踊ることができて、改めて身が引き締まる思いです。

小林直己
4年ぶりの釜石。活気があふれていて、みなさんのエネルギーを感じました。一緒に踊った中学生の代表の言葉に「これからの釜石を引っ張っていく」という言葉があったので、それにすごく刺激を受けて、それをパフォーマンスにこめて踊らせていただきました。

岩田剛典
(釜石鵜住居)復興スタジアムは東北にとってシンボルとなっていくと思います。この建物と、始まりにふさわしい力強いパフォーマンスが生徒のみなさんと一緒にできたかなと思います。