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LGBTQを自分ごとにする映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき』をにじいろシネマで上映

2022.02.11 Vol.web Original

 2019年に公開され映画誌やSNSで「ドラマを超えたストーリー」「驚きのエンディング」「新たな真実が描かれる」など話題となったドキュメンタリー映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』のダイジェスト版をLGBTQ啓発イベント「にじいろシネマ」にて上映される。

「にじいろシネマ」は、レインボーさいたまの会が、令和3年度さいたま市男女共同参画推進センター公募型共催事業として、LGBTQをテーマとした映画鑑賞会(4回シリーズ)。今回は、当シリーズ最終章として同作品を2月19日(土)19時30分よりZOOMによるオンライン上映することとなった。

 

STORY…女の子として生まれ、男の子として生きたいと望んだ空雅(たかまさ)。果敢に身体を変え、戸籍も男性に戻した。でも男でもなかったとしたら? 心と体が一致しない不具合を感じつつ、心を開き、社会へと飛び立っていった空雅さんが出会ったのは、世界最高齢で性別変更した95歳のチェリスト・八代みゆきさん(男→女)、男と女に二分される性に違和感を感じ、自ら「X ジェンダー」※であることを明かして、生と性の多様性を伝える中島潤さん(26歳)。様々な人とふれあうなかで浮かび上がってきたのは、性という枠組みでは括りきれない、多様で豊かな人生。そして、映画の最後で下した決断は驚くべきものだった―――。

※「X ジェンダー」とは?… 身体的性別に関わらず、自身の心の性別を男女の「どちらでもない」「どちらでもある」「中間である」「流動的である」などと自認している人の総称。

すべての人がマイノリティ。障害と健常のあいだを探る500日間のドキュメンタリーで見えたもの

2021.05.28 Vol.Web original

 重度知的障害の青年、余命宣告された難病者、元ひきこもり、LGBTQ、車いすのデリヘル嬢、無職、結婚だけを目標にする人――。さまざまな人たちがやってくる場所がある。東京・大田区にあるバリアフリー社会人サークル「colors」だ。ここに訪れる人々に密着したドキュメンタリー映画『ラプソディ オブ colors』が、5月29日より全国公開される。心温まる福祉映画とは一線を画す、「人間まるだし」要素たっぷりの本作について、また、映画を通して伝わる本当のダイバーシティについて、佐藤隆之監督とcolors代表石川悧々さんに聞いた。

LGBTQが最も生きづらいのは「職場」。全国5千人の調査で判明。仲間の困り事にどう気づく?

2021.05.26 Vol.Web original

 6月は「プライド月間」と呼ばれ、世界各地でLGBTQの権利について啓発を促すイベントやパレードが行われる。26日、P&G「LGBTQ+とアライ(理解者・支援者)に関する全国調査&アライ育成研修発表会」が都内にて行われ、当事者とそれ以外の人たちが考える認識のギャップや、アライ(理解者)の大切さについてトークセッションを展開した。

 P&Gジャパン合同会社が行った15歳~69歳の5000人を対象にした全国調査によれば、LGBTQは全体の9.7%だった。このうち、約半数が「自分らしく生きられない」(44.9%)と答え、最も生きづらいコミュニティは「職場」だったことがわかった。

思いが伝わるアート展「Reality&Fantasy The World of Tom of Finland」

2020.09.10 Vol.729

 ゲイ・アートの先駆者、TOM OF FINLAND(トム・オブ・フィンランド)の日本初となる個展。

 TOM OF FINLANDことトウコ・ラークソネン(1920~1991年)は、ゲイを描いた作品や、LGBTの人々の権利と彼らが社会から受容されることを目指した社会運動を推し進めたことで広く知られているフィンランドのアーティスト。彼が生前に製作したドローイングは3500を数え、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、アート・インスティテュート・シカゴ、ロサンゼルス・カウンティ美術館、ヘルシンキ現代美術館などにも収蔵されている。​

 タブー視された同性愛の現実に自由と誇りを与えたTOM OF FINLAND。その現実を直視する写実性=Realityと、希望を作品にする想像性=Fantasyは世界に多大な影響を与え、その存在はLGBTQコミュニティのみならずアート界でも大きなものとなっている。

 本展では日本初公開となるTom of Finlandのオリジナル作品30点の展示を予定。グラファイトやグアッシュ、マーカー、ペン、インクなどさまざまな手法で制作された作品を紹介しながら、Tom of Finlandが担った役割にもフォーカスする。

女性15歳「私はバイセクシュアルで二股をしてしまっています」【黒田勇樹のHP人生相談 116人目の3】

2020.02.12 Vol.web original

 こんにちは。黒田勇樹です。

 世間では新型コロナウイルスが猛威を振るっているようですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 僕は脚本を書くために家にこもりがちな生活を送っているので、今のところはなんとか大丈夫です。いや、月末に朗読劇があるので絶対に感染したりはできません。
 
 皆さんも諸々お気をつけて! 月末に阿佐ヶ谷アルシェでお会いしましょう。

 今週は人生相談です。では始めましょう。

女性15歳「私はバイセクシュアルで二股をしてしまっています」【黒田勇樹のHP人生相談 116人目】

2020.01.22 Vol.web Original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 冬だから当たり前なんですが寒いですね。暖冬とはいっても一応冬なんで仕方ないですかね…。

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」で観客賞である「ゆうばりファンタランド大賞」作品賞を受賞した『いつくしみふかき』に出演させていただいたのですが、この作品が4月17日にテアトル新宿ほかで公開されることになりました。

 取りあえず、ここで告知しておきます。

 今週は久しぶりに人生相談です。では始めましょう。

川越発信のLGBTイベント『SAITAMA RAINBOW PRIDE 2020』開催

2020.01.16 Vol.726

 埼玉県初の大型LGBT関連イベント『SAITAMA RAINBOW PRIDE 2020』が今月25日に川越で開催される。同イベントは彩の国・埼玉県のあらゆる人々の“PRIDE(尊厳)”を尊重しあうことを目的に企画された。

 同日は大小さまざまなイベントが企画されており、早朝からメインイベントのひとつである『2020彩の国さいたまレインボーパレード』がスタート。川越駅西口のウェスタ川越から本川越駅付近で折り返すコースを予定している。他にも「スポーツグランプリ&レインボー協賛ブース」では、子どもも楽しめるスポーツ体験ブースや、レインボーにちなんだ自身の好きなファッションであれば年齢、性別不問で参加できる『自分らしさ全開!!レインボーランウェイ』や、ダンスなどのステージイベント、レインボー協賛団体・企業ブースも開催される。

安田顕、LGBTを扱った傑作舞台で主演! 白井晃と『ボーイズ・イン・ザ・バンド』

2019.10.29 Vol.Web Original

 安田顕が、舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』で主演を務めることが分かった。新訳と白井晃の新演出で、2020年7月、Bunkamuraシアターコクーンで上演される。安田は「良い本番を迎えられるよう、新鮮に稽古に取り組みます」と意気込んでいる。

 ゲイであることを自覚する男たちの誕生日パーティーの一夜を描く、LGBTに正面から向き合った伝説の舞台。1968年にオフ・ブロードウェイで初演され、昨年は初演から50周年のアニバーサリーを迎えたことを記念して、LGBTを公言する俳優たちが集結しブロードウェイでリバイバル上演。それが話題も注目も集め、今年のトニー賞では演劇リバイバル作品賞を受賞した。日本では『真夜中のパーティー』という名前で知られている。

 今回は、新しい訳と白井による新演出で、新しい作品として上演する。
 
 白井は「初演から50年が経って社会が性的マイノリティに対して、どれだけ変化したかを考える意味でも重要な作品になる」とし、「出演者のみなさんと様々な議論をして、この作品を日本で再上演する意味を考えながら創作したいと思います」と、コメントを寄せている。
   
 他キャストなどは順次発表される。

ボストンで異性愛者パレード

2019.09.07 Vol.722

2019.8.9〜9.5【NEWS HEADLINE】PHOTO OF THE MONTH
 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

羽生結弦が憧れるスケーター、ジョニー・ウィアーが来日イベントで涙「ファンと共に歩んできた」

2019.06.12 Vol.Web original

 フィギュアスケーターの光と影を描いた映画『氷上の王、ジョン・カリー』の舞台挨拶イベントが11日、新宿ピカデリーで行われ、来日中の元オリンピックスケーター、ジョニー・ウィアーが登壇。自身のスケート人生を振り返り、ファンに感謝の涙を流した。

 現在、公開中の『氷上の王、ジョン・カリー』は、フィギュア界伝説のイギリス人五輪金メダリスト、ジョン・カリーを追ったドキュメンタリー。類まれなる才能で五輪金メダリストとなった彼だが、同性愛であることを理由に、世界中の論争の的に。芸術やスポーツ、セクシュアリティをめぐる問題、社会への反骨を、切なくも美しく描いた氷上の物語だ。

 舞台挨拶イベントには、本作にも出演し、スケーター、衣装デザイナー、またLGBTQ当事者としての発言・活動など幅広く活躍するアメリカのスケーター、ジョニー・ウィアーが登壇。現在、アイスショーの真っ最中だというウィアー。全国公演の合間をぬって駆けつけ、自身のスケート人生やジョン・カリーから受けた影響を語った。

「東京レインボープライド2019」プライドパレードに過去最高の1万人参加

2019.04.28 Vol.Web Original

「プライドフェスティバル」が28日スタート
 アジア最大級のLGBT関連イベントとなった「東京レインボープライド2019」(TRP)が4月27日に開幕した。28日にはメーンイベントのひとつである「プライドフェスティバル」が代々木公園イベント広場でスタート。そして午後には「プライドパレード」が行われた。

 今年のパレードのフロート(梯団)は昨年を大きく上回る41となり、参加者も1万915人とTRP史上初の1万人超えとなった。

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