グレイト・ティーチャー AKIRA

55708.jpg  AKIRAは今、燃えている。まもなくスタートするドラマ『GTO』で、伝説の暴走族で伝説の教師という鬼塚英吉という独特なキャラクターに向き合っている。 「オファーをいただいたときにはすごくうれしかったです。鬼塚というキャラクターも、『GTO』っていう作品そのものもすごく魅力的ですから。学生時代に原作であるマンガを仲間うちで読んでいたこともあって、なんというか、自分の青春時代にすごくいろんな色をつけてくれた作品なんです。鬼塚みたいな先生がいたらなっていう気持ちだったり、内山田教頭みたいな先生が実際にいたり、友達同士で悪さをしたりすることだったり、いろいろ共感するところがある(笑)。現在にはないようなストーリーではあるんだけれど共感できて、すごく心に響いた作品なんです」  人気漫画が原作。すでに、ドラマ化、映画化、アニメ化もされている。しかし、「不思議に気負いはない」と、本人。 「鬼塚ってどう生きていたのか、鬼塚だったらどうするのかなっていうところのプレッシャーには、いつも向き合っている感じがありますけど、主演であることだとか、周囲に関しては不思議とないんです。見ているところはそこじゃなくて、質の部分。周りの評価や数字っていうところよりも、今回なりの鬼塚を楽しんでもらえるかってところに意識が行ってます」  鬼塚はユニークなキャラクター。AKIRAいわく、「ちょっと変態で、女好き。そして、すごくピュア」。 「上から目線っていうのはしない、大人も子供も一緒でみんな横一線で考える人。ついさっきまでヘコんでたのに、次の瞬間にはまともになって生徒を叱っていたりする。ぽんぽん気持ちが変わるし、カン!カン!カンって切り替えが早い人なんですよ。そのうえに、子供っぽいかわいらしさもあったりして。演じていてすごく難しいです。ただ、常に自分も自分と常に戦って毎日生きているというか、自分との戦いのなかで学ばせていただいているので、そういうところは鬼塚と重なるのかな、と。女性に弱いところもそうですしね! ちょっとスキがあるというか、過去にいろんな苦労をしているからこの人の言うことが正しいです! じゃなくて、ホントこの人大丈夫なの〜?って、どこか心配でかわいく見えて、でも人間味があって、温かくて熱い奴みたいに映し出されたらいいなと思いますね」  6月22日に行われた制作発表で、共演の田山涼成に「向こう(EXILE)にいればいいのに」と、ジョークを交えて、絶賛されたAKIRA。映画、さまざまなドラマ、舞台、昨年は大河ドラマにも出演し、役者としての顔も定着してきた。 「役と向き合ったり、ストーリーをいろいろ考えたり、役者の仕事って、正直、自分にとってすごく苦しいです。ただ、今回は主演という位置もあって、これまでと違い、撮影期間中にオンとオフがあまりないから、ずっと鬼塚でいられるので、その苦しさがだんだん心地よくなってきているというか(笑)。鬼塚というキャラクターが思わせてくれているのかもしれないですけど、疲れを感じないというか、すごくプラス思考に考えられて、毎日楽しく生きられるというか。鬼塚からパワーをもらっている感じなんですよね」  今回の『GTO』では、暴力や激しい物言いといったことだけではなく、「人間味で鬼塚を見せたい」と意気込む。その成果は7月3日の初回放送で画面に映し出される。(本紙・酒井紫野) 『GTO』 伝説の暴走族である鬼塚英吉(AKIRA)は植木職人として明修学苑でアルバイト中に、生徒が屋上から飛び降りようとしているところを発見した。さらに、学苑でのさまざまなできごとに巻き込まれて......。共演に瀧本美織、山本裕典、田山涼成、城田優、黒木瞳ら。フジテレビ系にて毎週火曜午後10時放送。7月3日スタート。詳細は公式ウェブサイト(http://www.ktv.jp/gto/)で。
今夏最注目ドラマ『GTO』が7.3スタート!

 ドラマ『GTO』(フジテレビ系、火曜午後10時)が7月3日にスタートする。EXILEのパフォーマーでありながら、映画やドラマなどで俳優としてもその才能を発揮しているAKIRAが連続ドラマに初主演。「不思議なことに気負いはない」と言いながらも、日々伝説の教師・鬼塚英吉に向き合っている。