全米OP制覇の大坂なおみが凱旋。今後の目標は「WTPでトップ8」

帰国早々大忙しの大坂(撮影・鬼束麻里)

日産ブランドアンバサダーに就任
 女子プロテニスプレイヤーの大坂なおみが9月13日、横浜で「日産ブランドアンバサダー就任発表会」に出席した。

 大坂は9月9日、全米オープンテニスの女子シングルス決勝でセリーナ・ウィリアムズを破り初優勝。日本人による史上初のグランドスラム制覇という快挙だった。

 この日帰国した大坂は帰国会見後にこの発表会に駆け付けた。

 発表会では日産の星野朝子専務執行役員(SVP)とトークショーを行い、会見後には即席で作られたコートで「小さいころからテニスをやっていた」という星野氏とのショートラリーを披露した。

 この日の発表会には多くの報道陣が詰めかけた。この“大坂フィーバー”について発表会後の囲み取材で大坂は「これほどの規模のインタビューには慣れていません」とやや戸惑いながらも「気遣っていただいて本当にうれしい。今後もますます頑張っていきたい。皆さんに誇りに思ってもらえるように頑張ります」と話した。

大坂が星野SVPにサイン入りラケットを贈呈(撮影・鬼束麻里)

「原宿に行って、それから東京ドームのジェットコースターに乗りたい」
 大きな仕事を終えた後ではあるが「今はよりモチベーションが上がっている。これから東レが控えているし、本当に(WTAファイナルズが開催される)シンガポールに行きたいと思っている。それにはWTPでトップ8にならないといけないので頑張りたい」と今後の目標としてWTA(女子テニス協会)の最高峰のイベントである「WTAファイナルズ」出場を掲げた。と言いつつも今一番したいことについては「原宿に行って、それから東京ドームのジェットコースターに乗りたい」と20歳の女子らしさを見せた。

最後は星野SVPとショートラリー(撮影・鬼束麻里)

ラケットは「ヘッドを少し重くしている以外は市販のもの」
 大坂といえば使用しているラケットが市販品ということが話題となったが、これについては「特に自分用にカスタム化されたものではないがヘッドのところを少し重くしている。でもそれ以外は市販のもの。小さいころからヨネックスのラケットを使っているので、もう自分の手の一部、手の延長のようなものになっている。なのでパワーも伝えられるしスピンも効かせられている」などと話した。

 大坂の次戦は9月17日から東京・アリーナ立川立飛で開催される「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2018」となっている。