片寄涼太と清水くるみがコインランドリーで恋して…『TOKYO COIN LAUNDRY』11日配信スタート

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ーーお互いに役作りも含めて相談し合ったのでしょうか?

片寄:笑える部分というかシュールに面白いシーンが結構出てくるんですけど、そういうところは琴音ちゃんに担ってもらえればみたいな話はしたかもしれないです。ご本人もやる気だったと思うので、思い切りやってくださいといった話はしましたね。役に関してはそんなになかった気がするのですが、清水さんから「台本をどうやって覚えているんですか?」と聞かれたことがあって、どちらかと言えば彼女の方がよほど経験されているはずなので「それは俺に聞かないでくださいよ!」と思ったのはありました(笑)。

ーー清水さんは台本を完璧に覚えて来られる方なんですか?

清水:むしろ逆で、私自身は台本を覚えるのが速くないと思っているんです。だから、私だったら時間がかかるだろうなと思うような長ゼリフを片寄さんは覚えていたので、「どうやって覚えるんだろう?」と思って聞いたんです。そうしたら、「普通に読み込んで覚えます」と言われて「あっ、そうですか」みたいな!(笑) そこで、私は声の流れやリズムで覚えますというのは言いました。
片寄:言ってましたね。歌うのも好きだと言っていて、それこそ舞台やミュージカルも経験されているので、そういうセリフの覚え方もあるんだと話を聞いて思ったのを覚えています。

ーー清水さんの演技に触発されたこともあったのではないですか?

片寄:吹っ切れ感というか、自ら面白さをさらけ出して演じ切るというのは勉強になりました。その後に『PRINCE OF LEGEND』という作品の撮影に入ったんですが、朱雀奏という役でコメディーのエッセンスを出す時の参考にもなった気がします。
清水:ありがとうございます。そう言っていただけるのはうれしいです。

ーー多くの注目俳優さんとご一緒されました。

片寄:コッセこういちさんは、舞台もやられている方なんですが、洗濯の仙人という立ち位置がハマりすぎているというか、本当に面白くてカメラが回っていても笑いをこらえるのに必死で、カメラの奥で映っていない時は笑ってしまっていたりします(笑)。今でもどこかのコインランドリーに住んでいるんじゃないかと思ってしまうくらいです!
清水:私は完成した作品を観た時に、特に東京03の飯塚さんがすばらしいと感じました。出ているシーンは多いわけではないのに、間や強調したら面白い部分なども印象的に演じられていて勉強になりました。物語の笑いの部分と言いますか、作品全体もまとめてくださったように思います。

ーー飯塚悟志さんの演じられていた雑誌編集長は実際にいそうというか(笑)。

片寄:本当にそうなんです(笑)。飯塚さんは1日のみの撮影だったんですが、その中でイキイキとさすがの演技を見せてくださり、刺激になりました。