変化に合わせてライフスタイルをサポート「保険の現在と未来」

“もしも”の時に安心の保険だが、一度加入したらそのままという人も多いのでは? しかし、ライフステージの変化によって、必要なものも変わってくるので、定期的に見直す事も必要だ。それぞれの年代にふさわしい保険と保険の未来について、保険見直し本舗 取締役 第一事業本部長 渡辺浩崇さんに話を聞いた。
撮影・蔦野裕

世界的に見た日本の保険加入率



「とても高いと言えます。制度面で見ると北欧のように社会保障制度が充実しているわけではありませんし、一方でアメリカのように国民皆保険制度がないわけでもない。そのちょうど中間ぐらいですが、ここ何十年という流れの中で、個人的にも、お守り代わりに保険に入っておくべきだという文化が深く浸透してきたと思います。世帯加入率でいうと、90%に近く、世帯年間払い込み保険料も平均で38万2000円と、ほとんどの世帯が自分たちで何かしらの準備をしているという事です。一家の大黒柱であるお父さんが亡くなった時のための死亡保険もあれば、独身者の入院保険、また貯蓄としてなど個人の事情に合わせた商品が多数ありますので、それこそ赤ちゃんから高齢者までが、対象と言えるでしょう」

保険に加入するタイミング



「結婚や出産のほか、就職したタイミングで加入する方が多いと思います。昔ほどではないとはいえ、特に大企業の場合など、職場に生命保険会社の方が訪問されて、そこで保険について改めて知るという人が多い。その時に実際に契約しなくても、保険は必要なんだと意識をするのではないでしょうか。また、情報に敏感な人は、生命保険を投資の一つと考え、若いうちから保険料という形で、貯蓄をする人も少なくないと思います」
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