「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」完成への道のり【渋谷未来デザイン 金山淳吾理事インタビュー(下)】

 代々木公園エリアにスポーツとエンターテインメントの聖地として3万人規模のスタジアムパーク「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」を造ろうという構想を打ち出した一般社団法人「渋谷未来デザイン」の金山淳吾理事へのインタビュー、最終回の3回目は現在、渋谷区が抱える問題とスタジアム完成までの道のりについて聞いた。

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現在の渋谷の状況についても語る金山淳吾氏(撮影・蔦野裕)
「ハロウィーンの時はよそでイベントを終えた後に打ち上げ的にみんなが集まってくる」

 渋谷区民として、大きなイベント時のスクランブル交差点の喧騒やハロウィーンの騒動といったものはどうとらえています?

「これは難しくて。渋谷区民の半分以上は笹塚とか幡ヶ谷とか初台に住んでいて点在している。もちろん渋谷にもレジデンスがあるので、桜ケ丘に住んでいたり神南に住んでいる人もいるんですが。なので、区民全体としてはしようがないと思っている人が多いのではないかと思います。大変なのは商店街の人たちじゃないでしょうか。商店街振興組合は実害を被っていますから。例えば、あれだけ人がいるのに店を開けると損壊リスクがあるから店を開けられないとか。街が汚れた時は結局自分たちの店の目の前の道なんで、清掃費を出していかないといけないとか。そこは難しいですよね。なかなか手放しで喜べないところはありますよね」

 川崎のハロウィーンみたいにある一定の場所を作ってしまえばいいという声もある。

「ハロウィーンでいうと池袋も川崎も場所と時間を設定してイベントにしているのでうまくいっているんですけど、終えた人たちが終着駅的に渋谷に来ているんです(笑)。ハロウィーンってそうなんですよ。これは非常に悩ましい。渋谷には打ち上げ的に来ているだけなんで、最後は結局みんな渋谷に集まってくる。ハロウィーンの文化が広まって川崎、池袋以外の地域でイベントが生まれたとしても、やはり最後はみんな渋谷に集結することになるんでしょうね」

 なるほど。決まった時間の後も楽しみたいという感覚はどうしても捨てきれない。お祭りは特に。

「そうなんです。だからしようがないところはある。でも毎日続くことではないので、住民目線で喋るとしようがないよねという感じ。ただ、来た人たちにはしっかりと秩序とモラルは守ってほしいというのはある。これは半分仕事目線で半分住民目線ですけど、僕は自分の子供が大きくなってハロウィーンで楽しもうとなった時に事件や事故の起こる可能性が高いハロウィーンには行かせたいとは思わないから、行かせてあげたいと思えるような楽しい一日になっていてくれるといいなと思うんですけどね。そういう意味ではカウントダウンなんかはまだいいほう。イベント化してから3年目、初年度で8万5000人、2年目で10万5000人、今年は13万人とだんだん人が増えているんですが、カウントダウンが終わると意外と引きも早い。それに比べるとハロウィーンはちょっと厳しいですよね」
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