「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」完成への道のり【渋谷未来デザイン 金山淳吾理事インタビュー(下)】

今年1月のクロストークのテーマは「都市防災と公園づくりの未来」
賛同者を募集するかたわら「賛同できない理由」にも耳を傾ける

 これからいろいろな人が関わる中でもっと構想が大きくなるかも?

「最終的に最適な解を作りたいだけなんです。そのために今は一番小さいB地区のサッカーフィールドの周辺を拡充してスタジアムを作ることで手に入る、例えば災害時の安全やシビックプライドみたいなものがあるんじゃないかというところからスタートしているんですが、それによって当然、今あるものがなくなっていくわけだからいろいろなところにしわ寄せが行くことになる。そうなると“そこまでやるんだったらもう一声”というアイデアはどんどん生まれてくると思うんです。なのでそういう意味では、スケールダウンしてできるものを作るというよりは、これを作るんだったら、いっそこうしたほうがいいんじゃないのというところまでスケールアップさせながらやっていきたい。今ある道を時速何キロで走れるかということをやっているわけではなくて、ないところに道を作ろうと思っているので、だったら可能性は無限に広げていったほうがいいんじゃないかと思います。その可能性に否定的な意見もあると思いますが、それが何を根拠にした否定なのか。こちらは明るい未来に対してあるべき姿を根拠にいろいろなものを積み上げていくので、根拠と根拠がぶつかった時に、“そっちのほうが明るいね”と思えばそういう人たちの意見も聞いていきますが、“それって自分が工事を受注できないから言ってません?”とか、“自分の仕事にならないから言ってません?”ということが根拠となった意見だったら、それは勝手に負けていくと思うんです。そういうふうにしていきたいなと思っています」

 
「渋谷未来デザイン」では現在ホームページで「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」構想の賛同者を募集中という(https://scramble-stadium.tokyo/#vote-button)。

 またそこでは賛成も反対も含め活発な議論を行ったうえで構想をブラッシュアップしたいという考えのもと「賛同できない意見」も募集し、寄せられた意見や質問にはスタッフが回答する形を取っている。これまでのクロストークのリポートも合わせて、一読して見るのもいい。(本紙・本吉英人)
<<< 1 2 3