大雅「思い切り殴り合う。安全運転はしない」【4・21 RIZIN】

大雅
「チャンピオンになったことも捨てて、一からスタートしたい」

「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)の前々日会見が19日、都内で開催された。

 第1試合に出場する大雅は相手のタリソン・ゴメス・フェレイラについて「ガンガン来る大振りな選手。実力もしっかりある攻撃的な選手だが、ここで負けているようでは先に進めない。しっかり倒したい」と話した。そして試合について「今回はきれいに試合をしようとは思っていない。思いっきり行って、思いっきり殴り合ってみたい(笑)。気持ちの面から変えて試合をしてみようと思う。今まではきれいに試合をしすぎていた。気合を出して1Rからガンガン行く」と話した。

 大雅は前戦、3月10日に行われた「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」に出場。61キロで試合をした後とあってフィジカル的に優位ではあるのだが、その分「今回は急に試合が決まって減量がきつかった」と苦笑い。しかし「試合になったら自分のほうが大きくなっていると思う。その差は出ると思う」と続けた。

 実は大雅はK-1時代の2017年の皇治戦以来白星がない。これについては「いろいろあって、空回りした時期もあったりした。やっと少しずつ戻ってきたのかなというものはある。今回は気持ちを出せるかどうかなので、安全運転はしないで思いっきりいければ変われるんじゃないかなと思う」「うまくいかないなというのはあった。勝たなきゃ勝たなきゃという思いが大きくて、そればかり気にしていた」などと振り返った。

 そんな思いもあってか第1試合を任されたこともなぞらえて「一からのスタートではないが、チャンピオンになったことも捨てて、一からスタートしたいという思いはある」などと話した。

 一方、フェレイラは大雅について「実績もあるし優秀な選手だと思うが、私は彼を倒して、ずっと日本で戦っていくつもり。フィニッシュにはこだわりはない。とにかく相手をつぶす覚悟。それだけ」と話した。そして「まだ日本ではあまり知られていないので日本で自分の名前を残したい。そしてRIZINでも名前を残したい」と勝利を収めての継続参戦をアピールした。