斎藤と宇野がオランダ勢に判定負け。30周年飾れず【5・6 修斗】

世界王者として30周年を勝利で飾れなかった斎藤はがっくり(撮影・小林郁人)
サルダリのねちっこいグラウンドを最後まで攻略できず

 ここまでジャッジが微妙なラウンドが続く。斎藤は3Rに入るとパンチの連打で前に出るが、サルダリは被弾しながらもタックルを仕掛け、テイクダウンを奪う。ケージを背に立とうとする斎藤。サルダリは足を畳み掛けるが、斎藤が立つ。しかしクラッチを離さないサルダリはまたもグラウンドに引きずり込む。サイドを取るが、斎藤はそのすきをついて体を起こし、サルダリはケージに押し込み、足をすくって尻をつかせる。

 立ち上がった斎藤がパンチに行くとサルダリはそれに合わせてタックルでテイクダウン。斎藤はケージを使い立ち上がる。

 離れてスタンドの展開になり、斎藤がパンチを放つがまたもサルダリがタックルからテイクダウン。斎藤はヒジを落とすがサルダリのねちっこいグラウンドから脱出することができず、ゴングとなった。

 判定はジャッジ2人がサルダリを支持し2-0でサルダリが勝利を収めた。

 30周年の晴れ舞台で宇野、斎藤がオランダ勢に連敗を喫してしまった。
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会
第2部 Supported by ONE Championship」(5月6日18時、東京・後楽園ホール)

◆第1試合 バンタム級5分3R
〇魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)(2R16秒、KO)加藤ケンジ(K.O.SHOOTOジム)●

◆第2試合 ストロー級5分2R
●阿部マサトシ(AACC)(1R4分12秒、KO)中川マイケル(Gracie Techinics)〇

◆第3試合 バンタム級5分3R
〇根津優太(同級世界2位 ※元環太平洋バンタム級王者/&MOSH)(3R2分51秒、KO)祖根寿麻(同級世界4位 ※前環太平洋バンタム級王者/ZOOMER)●

◆第4試合 フェザー級5分3R
●宇野 薫(日本/UNO DOJO)(判定0-3=27-30、27-30、26-30)デュアン・ヴァン・ヘルフォート(オランダ/グレイシーバッハ・ネーデルランド)〇

◆第5試合 フェザー級5分3R
●斎藤 裕(日本/同級世界王者/パラエストラ小岩)(判定0-2=28-29、29-29、28-29)アギー・サルダリ(オランダ/スポーツヴィジョン)〇

◆第6試合 世界フライ級チャンピオンシップ5分5R
〇扇久保博正(王者/パラエストラ松戸)(4R40秒、KO)清水清隆(挑戦者・同級1位/TRIBE TOKYO
M.M.A.)●
※扇久保は2度目の防衛に成功
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