権利行使期間を初めて知ったレスナー「1年もあるのか?」【5・27 WWE】

ロリンズ(左)の挑発に怒り心頭のレスナーだったが…(©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
それなら…とこの日も権利は行使せず

 WWEの“Mr. MITB”ブロック・レスナーが「ロウ」(米国現地時間5月27日、ミズーリ州カンザスシティのスプリント・センター)のオープニングに登場した。

 レスナーは「マネー・イン・ザ・バンク」で行われた「男子マネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦」で王座挑戦権を獲得。これまでWWE王者のコフィ・キングストン、ユニバーサル王者のセス・ロリンズの目の前にたびたび現れるもキャッシュイン(権利行使)せずに立ち去るという行為を何度も繰り返してきた。

 しかし先週、代理人のポール・ヘイマンがキャッシュイン相手の発表を予告したことから、この日はキングストンとロリンズが登場し、レスナーを呼び出した。

 スピーカー仕様にカスタムしたMITBブリーフケースに“ブロック・パーティ”のTシャツを着たレスナーはリズムに乗ってリングに現れると、王者2人をからかうように挑発。

 するとこのレスナーの振る舞いにうんざりしたロリンズはリングを降りて帰ってしまう。これを見たヘイマンは「キャッシュインを発表しようと思っていたが、ロリンズが帰ってしまった。責めるならロリンズだぞ」とキャッシュインを要求するキングストンを置いて2人も退散。

 その後、ロウ中盤で再びレスナー&ヘイマンがロリンズと対峙すると、ロリンズは「お前は臆病者だ! 俺にキャッシュインしろ!」と挑発。

 これに怒ったレスナーを見て、ヘイマンがキャッシュインすべく契約書を読み始めたのだが、レスナーは今度はいきなりヘイマンに対して「1年もあるのか?」と怒り出す。権利行使期間を初めて認識したレスナーは「1年もあるのに今決めろって? くたばれ!」とロリンズにも悪態をついてあざ笑いながらリングを後にした。