ピケオーが特攻不発の神保を手玉。5度目の防衛で久保戦に意欲【6・21 K-1 KRUSH】

久保(左)とピケオーの対戦はいつ実現するのか(撮影・上岸卓史)
「逃げ回るような感じだったのでガッカリ」

 試合後の会見でピケオーは「自分にとってはスパーリングくらいの気持ちだった。見てる人からすると、調子が悪いのかと思った人がいたかもしれないが、リラックスした気持ちで臨んだ。相手は立ち止まって打ち合うような、激しい試合をするかと思ったが、試合が始まると逃げ回るような感じだったので、そこはガッカリした。最初のほうは相手も前に出てきたが、その後はほとんどリング上で動き回り判定で勝とうという感じで、打ち合おうという意識は感じられなかった。もし、野杁選手のように打ち合ってくれればガンガンいけましたが、結果的にそういう試合にはならなかった」などと試合を振り返った。

 そして久保戦については「試合ができればうれしい。久保選手は強く、打てば打ち返してくる選手だと思う。今日の相手は打たれると逃げる試合運びだった。自分の最近の3試合を見てもらえば分かりますが、野杁選手、木村選手、和島選手は打ち合いに来てくれました。そういう試合をしてくれると、お客さんも楽しいような激しい戦いができる。久保選手とはそういう試合ができると思うので楽しみ。また日本に来て久保選手をKOして、ベルトを奪いたい」などと話した

 一方、敗れた神保は「もっと打ち合ってよかったかなと後悔している。打ち合ったほうが勝機があったのかなって思う。打ち合いにいけなくて。そこがちょっとダメでした」と特攻が不発に終わったことを悔やみながらも「差は感じなかった。絶対やり返す」と再挑戦に向け、闘志を燃やした。
「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級/3分3R
◯秀樹(レンジャージム)(2R1分51秒、KO)提髪和希 (K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆プレリミナリーファイト第2試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級/3分3R
●渡邊俊樹(優弥道場)(1R1分17秒、KO)EITO(HALEO TOP TEAM)◯

◆プレリミナリーファイト第3試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級/3分3R
◯斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)(1R1分32秒、TKO)竹腰一麻(Club TOSHI)●

◆第1試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)(3R3分3秒、KO)佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)◯

◆第2試合/K-1 KRUSH FIGHTフェザー級/3分3R・延長1R
◯森坂 陸(エスジム)(判定3-0=29-28、30-28、30-28)髙橋直輝(若獅子会館)●

◆第3試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●龍斗(K-1 GYM横浜infinity)(判定0-3=29-30、28-30、28-30)黒田 勇斗(隆拳塾)◯

◆第4試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
◯小鉄(K-1ジム目黒TEAM TIGER)(判定3-0=30-28、30-28、30-27)平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部)●

◆第5試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)(2R1分57秒、TKO)近藤拳成(大成会館)◯

◆第6試合/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
◯瑠久(K-1 GYM横浜infinity)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)堀井翼(ネクサスジム)●

◆ダブルメインイベント第1試合(第7試合)/K-1 KRUSH FIGHTフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
◯江川優生(POWER OF DREAM)(1R2分14秒、KO)TETSU(月心会チーム侍)●

◆ダブルメインイベント第2試合(第8試合)/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
◯ジョーダン・ピケオー(Mike’s Gym)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)●
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