【学生起業】「“自分の可能性を探りたい”起業の熱意でつながった2人」武田直也さん&阿部稜馬さん(株式会社アンリティー)

なぜ学生で起業? リスクや起業できた要因、起業後の現実とは? 【学生起業】

 いま日本でも、大学や大学院に在籍しながら起業する、起業を志す人が少しずつ増えている。起業という人生の選択を、なぜ学生のうちに決断したのか。そして実際にどんなことに直面し、どう乗り越えたのか。学生起業を経験した起業家を直撃。
 キャッスレス決済の法人事業を行う営業部門や塾を運営するための予備校部門など6部門で事業を行なっている武田さんと阿部さん。

阿部「もともとやりたかったのが新規開発事業部門で、まずは他の5部門の売り上げで当初の資金調達を行い運営していく予定です。現在3〜5月まで順調に利益を出しています」

 何かをしたい、という思いから起業を決意し、その熱意で結びついた2人。

阿部「高3から起業を意識し始め大学に入ってコンサルで長期インターンをしたり学生団体を300人規模にまで成長させたり、起業を見据えて行動していました。そこで武田くんに声をかけられて」

武田「事業アイデアも固まっていない段階だったんですが、起業の熱意を持つ人を探していたところ面白い人がいるな、と思って(笑)。僕は行動力重視のタイプなので、起業したいと思ったらまず行動してみる。 実際に作ってみれば、会社があることによって仕事が入ってくるという場合もありますから。もちろん、後ろで阿部がしっかり考えてくれるので。自分に足りない部分を補い合える仲間と出会うことができるかは大きいと思いますね」

阿部「成功している有名起業家より、超一流企業で働いている人の方が優秀だったりすると思うんですけど、彼らは自分が企業のトップとなって社会に大きな影響を与えている。それは行動力の差だと思う。それなら僕らだって負けていないと思っています」 

 2人は「まだ10段階の2段目くらい」と、さらに先を目指している。

株式会社アンリティー
写真右:武田直也さん(早稲田大学)
写真左:阿部稜馬さん(早稲田大学)
【起業時の年齢】20歳
【資本金】150万
【社員数】12人(起業時、現在)
【在学時の専攻】法学(武田)、社会学(阿部)
【起業までに活用した支援サービスや施設など】大学の起業学系の授業