王者・岡田遼が難敵・安藤達也を相手にドローながら初防衛【9・22 修斗】

田丸(右)と魚井が一進一退の攻防を繰り広げた(撮影・上岸卓史)
世界ランカー同士の対戦は田丸が魚井に辛勝

 この日はバンタム級の世界ランカー同士の対戦となる魚井フルスイングと田丸匠の一戦が行われた。

 世界王者の佐藤将光が「1DAYトーナメント」開催をアピールするなどサバイバル度が上がっている修斗バンタム級。世界ランカーといえども油断のできない試合が続く。

 試合は1Rから魚井がプレッシャーをかける中、田丸はタックルを仕掛けるが踏み込みが甘くなかなかテイクダウンには至らない。しかし魚井のパンチも田丸に紙一重でかわされ、なかなか決定打を放つことができない。

 試合が進むと魚井は田丸のキックに左のフックをカウンターで当てていく。田丸は食らいながらもすぐに反撃し、致命的なパンチはもらわない。そして徐々に田丸がテイクダウンを奪う場面が多くなってくる。しかし魚井は倒されながらもグラウンドで田丸に主導権は握らせない。

 一進一退の攻防が続く中、試合は終了。混戦を物語るようにジャッジの2人が片方にフルマークをつける形で1-1と割れ、最後の1人が29-28で田丸を支持。2-1で田丸がサバイブした。
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦」(9月22日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第8試合 環太平洋バンタム級チャンピオンシップ5分3R
△岡田 遼(王者・初防衛戦/パラエストラ千葉)(判定1-1=29-27、27-29、28-28)安藤達也(挑戦者・同級2位/無所属)

◆セミファイナル 第7試合 フェザー級5分3R
○斎藤 裕(同級世界王者/パラエストラ小岩)(1R1分17秒、KO)髙谷裕之(EXFIGHTFARM)●

◆第6試合 バンタム級5分3R
●魚井フルスイング(同級世界3位/和術慧舟會HEARTS)(判定1-2=30-29、28-30、28-29)田丸 匠(同級世界9位/NASCER DO SOL)○

◆第5試合 バンタム級5分3R
○藤井伸樹(同級世界8位/ALLIANCE)(判定3-0=30-26、29-28、30-27)齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)●

◆第4試合 ストロー級5分3R
△猿丸ジュンジ(日本/同級世界3位/修斗GYM東京)(29-28、28-29、29-29)中川マイケル(アメリカ/Gracie Techinics)△

◆第3試合 ストロー級5分3R
○本田良介(同級世界5位/無所属)(判定2-1=28-29、30-28、29-28)黒澤亮平(同級世界8位/パラエストラ松戸)●

◆第2試合 THINKS INTERNATIONAL presents
Women’sSHOOTO-50kgインフィニティリーグ2019 5分2R
○杉本 恵(勝ち点2/AACC)(2R2分6秒、TKO)北野きゅう(勝ち点2/高田馬場道場・とらの子レスリングクラブ)●

◆第1試合 THINKS INTERNATIONAL presents Women’sSHOOTO-50kgインフィニティリーグ2019 5分2R
○原田よき(勝ち点0/赤崎道場A-spirit)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)廣瀬里美(勝ち点0/パラエストラ松戸)●

◆オープニングファイト フェザー級5分2R
〇久保村ヨシTERU(飛翔塾コンドル)(1R58秒、KO)木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)●
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