ゴンナパーが防衛戦で2連続KO勝ち中の横山を迎撃【1・25 Krush】

対戦が決まったゴンナパー(左)と横山

父の死を乗り越えゴンナパーが戦線復帰


 2020年の最初の大会となる「Krush.101」(2020年1月25日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が12月6日、都内で開催された。

 カード発表に先駆け、現在「K-1 KRUSH FIGHT」「K-1 KHAOS NIGHT」という名称で行われている大会を1月大会からかつての「Krush」「KHAOS」の名称に戻すことが発表された。

 当初、K-1も含めたイベントのつながりを強化した運営を目的としていたのだが、その目標については成果はあった半面、KrushやKHAOSのイベントのコンセプトや個性が薄くなり、K-1の下のイベントと取られるというデメリットも生じたことから以前の名称に戻すこととなったという。

 中村拓己K-1プロデューサーは「それぞれの原点に立ち返り、新たにブランディングしていく。K-1の下のイベントではなく、目指すはK-1と並ぶイベント。K-1とは違う魅力を発信し、違う世界観を作りファンに喜んでもらうイベントを作っていきたい」と改めて抱負を述べた。

 その名称変更の第一弾大会でライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレックが横山巧を相手に2度目の防衛戦を行うこととなった。
 
 ゴンナパーは今年3月の「K’FESTA.2」以来の試合となる。ゴンナパーは日本在住なのだが、昨年12月の大阪大会の直前に父親が体調を崩したことから日本とタイを行き来する状態のなか大阪大会と3月のK’FESTA.2に出場。しかしその後、父親が亡くなったためタイに戻り家族を支える生活となっていた。その後、ゴンナパーから夏に「試合ができるようになった」と連絡があったことから防衛期限の9月30日までに防衛戦を組もうとしたものの、他のタイトルマッチとの兼ね合いとふさわしい挑戦者が他の試合が決まっていたことなどがあり、防衛期限を越えてしまったものの、タイトルはく奪といった処置は取らず、今回、改めて防衛戦という形となったという。
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