【インタビュー】小林直己 Netflix映画『アースクエイクバード』

 スザンナ・ジョーンズの傑作小説を、リドリー・スコット製作総指揮のもと、ハリウッドの気鋭監督ウォッシュ・ウェストモアランドが、アカデミー賞女優のアリシア・ヴィキャンデルを主演に迎えて映画化! 本作において、英語による芝居を見事にこなし、物語のカギを握るミステリアスな日本人カメラマン禎司役で存在感を放つ、小林直己を直撃!
小林直己(撮影・高畠翼)
「最初に脚本を読んだときからすごく共感して、この役と向き合うことが自分個人にも大きな影響を与えるはずだ感じ、絶対に演じたいと思ったんです。もちろん役者としても大きなキャリアになる作品ですが、やりたいと思った理由は、役に対する個人的な思いが大きかったんです」

『HiGH&LOW』シリーズや『たたら侍』など近年、俳優としての活躍にも注目が集まる小林直己が新たに挑んだのは海外作品、Netflix映画『アースクエイクバード』。1980年代の日本を舞台に、とある過去を抱え日本にやってきた主人公ルーシーが、偶然出会ったカメラマンの禎司と恋に落ちるも彼の謎に翻弄されていく物語。ルーシー役には『エクス・マキナ』や『リリーのすべて』の実力派女優アリシア・ヴィキャンデル。小林は、ルーシーが恋に落ちる日本人カメラマン禎司を演じる。監督は『アリスのままで』を手掛けたウォッシュ・ウェストモアランド。

「禎司は謎めいていて一見、何を考えているのか分からないように見えますが、実は 彼には彼なりに自分の中で、ゆるぎないものがある。ただそれを人に言うタイプではないのかも 。それが何かは違えど、自分の中に確固たるものがあるという点で、すごく彼に共感できたんです」
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