佐々木大蔵が中野滉太を相手に2度目の防衛戦【Krush.118】

王座をかけて対戦する佐々木大蔵(左)と中野滉太(©K-1)

佐々木「中野選手という一人の男と対峙できるのが凄く楽しみ」


「Krush.118」(10月17日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が8月26日行われた。

 Krushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が中野滉太(POWER OF DREAM)を挑戦者に迎え2度目の防衛戦に臨む。佐々木は7月11日の「Krush.114」で近藤拳成を撃破し初防衛に成功していた。

 中野は7月21日の「Krush.115」で瑠久との同世代対決を鮮やかなKO勝利で制し、今回の挑戦にこぎつけた。

 会見で中野は「キャリアも成績もまだまだなんですけど、胸を借りる気持ちでしっかり倒しに行きたいと思います」と話した。佐々木について「キャリアも全然上でテクニックもあって、カウンターもうまい、全てにおいて完璧な選手」と控えめながらも「決まったからにはしっかり佐々木選手と熱い試合をして、しっかり倒してベルトを獲りたい」と王座獲得への意気込みを語った。

 自身が所属するPOWER OF DREAMには武居由樹、江川優生、シナ・カリミアンと現K-1王者がずらりと並ぶ。「ウチも先輩方がチャンピオンばっかりで、自分も早くそこに追いつかなきゃいけない」と、武居や江川に続いて、チャンピオンになる意思を表明した。

 初防衛戦の拳成に続き、再び21歳という若き挑戦者を迎え撃つこととなった佐々木は「中野選手と瑠久選手がやるあおり映像でも、両者Krushのベルトへの想いを語っていたので、中野選手と聞いて違和感はなかった」と、中野の挑戦は望むところ。自身が所属するKRESTと中野の所属するPOWER OF DREAMは、お互いにK-1やKrushの王者を抱える、現在のK-1 JAPAN GROUPを代表するジムだ。ファンからは当然KRESTvsPOWER OF DREAMという図式で見られることもあり得る。しかし、佐々木は「中野選手という一人の男と対峙できるのが凄く楽しみ」と、中野とのタイトルマッチが個人闘争であることを強調。「KRESTvsPOWER OF DREAMということじゃなくて、佐々木大蔵vs中野滉太で面白かったと一人でも多くの方に言わせてみたい」と、あくまで若き挑戦者の一人として、中野を迎撃する意思を見せた。
「Krush.118」(10月17日、東京・後楽園ホール)
〈この日発表されたカード〉
◆Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
(王者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)佐々木大蔵 vs 中野滉太(挑戦者/POWER OF DREAM)

◆Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
(K-1ジム五反田チームキングス)鈴木勇人 vs 松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)

◆Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
(K-1ジム蒲田チームアスラ)伊藤健人 vs 安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

◆Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
(月心会チーム侍)真優 vs 小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)