新宿・歌舞伎町に誕生した「SOD LAND」は停滞する飲食業界の起爆剤となるか!?

 ソフト・オン・デマンド(SOD)が10月10日、東京・新宿の歌舞伎町に飲食ビル「SOD LAND」をオープンする。

 SODはこれまで、2018年5月に秋葉原に「女子社員酒場」、2019年5月に新中野に「Syain Bar」をオープン。このSOD LANDは同社の飲食店事業の旗艦店となるものでB1階から4階まで計5フロアすべてが異なるコンセプトで展開する。

代表取締役社長・野本ダイトリ

 これまでの「女子社員酒場」は「女子社員やAV女優に『会える』居酒屋」、「Syain Bar」は「『SOD本社』で作品に出演するかもしれない新人女子社員たちが働くBAR」というコンセプトで人気を集めた。この2つのお店のコンセプトはB1階の「SOD女子社員酒場 ウブ新入社員店」と3階の「SOD Syain Bar KABUKICHO」で継承される。

 今回はこれに加えて、2階に風俗業界と連携した風俗嬢と飲めるバー「風俗研究所『カクブツサロン』」、4階には全席私語厳禁のカウンターバー「SILENT BAR」が誕生した。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言で飲食業界の売り上げが激減。閉店や倒産が相次ぐ中での出店となるが、同社の代表取締役社長を務める野本ダイトリは「もともと女の子の引退後の働き場、次の仕事へのステップとして、またイベントができない子、なかなかVTRに出演できない子に仕事が与えられたら、という思いで始めたプロジェクト。年明けに旗艦店を作ろうと思っていたが、コロナが発生して既存の2店舗も休業となった。コロナが収まるまで待とうかと思っていたが、創業者の高橋がなりに相談に行ったら“今、開け! 発想を変えろ! ビル全体、コロナ対策を万全にすることはできないのか? エロ屋がなにかできることはないのか?”と言われ、方向転換した。専門家のアドバイスを受けながら感染症対策も行ったうえで旗艦店を作ることになった」などと経緯を説明した。

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