Withコロナの新宿「酉の市」熊手露店のみのニューノーマルで実施

 新型コロナウイルスの影響で、何かと異例づくしの2020年。全国各地で年中行事の中止や延期が相次ぐ中、11月の酉の日に行う「酉の市」は一体どうなっているのだろうか。Withコロナ時代のニューノーマルスタイルで「酉の市」を行う新宿・花園神社を、一の酉の模様からレポートする。

 毎年、11月に開運招福や商売繁盛を願って行われる「酉の市」。関東を中心とした鷲や鳥にゆかりのある神社や寺で、熊手や招き猫などの縁起物を授かる晩秋から初冬にかけての風物詩だ。特に浅草「鷲神社」、新宿「花園神社」、府中市「大國魂神社」は関東三大酉の市と呼ばれてにぎわい、今年の酉の日は11月2日(月)、14日(土)、26日(木)、それぞれの日の前日が前夜祭となる。

今年の新宿「酉の市」は明治通り側入り口から検温と手指消毒をして入場

 今年の花園神社「酉の市(大酉祭)」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、境内に飾り熊手の露天商のみ出店。例年のように、境内や靖国通り沿いの歩道での露店は一切出店していないので注意が必要だ。また、境内の混雑を緩和する入場規制も実施され、入り口は基本的に明治通り側の一カ所のみとなる。マスクを着用のうえ、入り口で検温と手指消毒をしてから大鳥居をくぐって参道を進んでいく。

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