節目の年に向けた渾身のラインアップで楽しむ展覧会「サントリー美術館 開館60周年記念展 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」

市川鰕蔵の竹村定之進 東洲斎写楽 大判錦絵 江戸時代 寛政6年(1794) ミネアポリス美術館 Bequest of Richard P. Gale Photo: Minneapolis Institute of Art (展示期間5/26〜6/27)

 日本絵画のコレクションにおいて質・量ともに高く評価されているアメリカのミネアポリス美術館から、厳選された日本絵画を紹介する注目の展覧会。


 アメリカ中西部ミネソタ州最大の都市ミネアポリスにあるミネアポリス美術館は、1883年にミネアポリスの市民や実業家が美術協会を設立したことに始まり、現在では世界各地の約9万点を超える美術作品を所蔵する、世界有数の美術館の1つ。中でも、日本絵画のコレクションは、約2500点の浮世絵をはじめ、質・量ともに国際的にも高い評価を得ており、近年でも在米の美術愛好家から多くの日本絵画・工芸が寄贈されるなど、そのコレクションは今なお進化し続けている。


 本展では、同館の日本美術コレクションの中から、中世から近代にいたる日本絵画の変遷を選りすぐりの作品で紹介。水墨画・狩野派・やまと絵・琳派・浮世絵・文人画(南画)・奇想派・近代絵画と、江戸絵画を中心に日本絵画史の主要ジャンルをほぼ網羅するラインアップとなっており、中には初の里帰り作品も含まれている。


 国境を越え、時空を超えて一堂に会した人気絵師たちの競演を堪能できる、貴重な機会だ。



サントリー美術館 開館60周年記念展 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品

【会場】サントリー美術館
【会期】4月14日(水)~6月27日(日)
【時間】10~18時(金・土は10~20時)※4/28、5/2~4は20時まで開館 ※いずれも入館は閉館の30分前まで
【休】火曜 ※5/4は20時まで、6/22は18時まで開館
【料金】一般1500円、大高生1000円
【問い合わせ】03-3479-8600
【交通】地下鉄 六本木駅直結 東京ミッドタウン ガレリア3階
【URL】suntory.jp/SMA/ ※展示替えあり