プリプリ王者・辰巳リカが伊藤麻希を退け、5・4後楽園での次期挑戦者に山下実優を指名【4・17 東京女子プロレス】

次期挑戦者に指名した山下実優に張り手を見舞う辰巳リカ(右)

「絶対王者になる。そのためには最強の相手と戦って勝っていかなきゃいけない」


 伊藤がパートナーの山下の肩を借りて、退場しようとすると、辰巳は山下を呼び止め、リングに上がらせた。辰巳は「私、山下に1度も勝ったことなくて、3年前(2018年5月3日)の後楽園。そのときは山下がこのベルトを持ったチャンピオンで、私が挑戦者で勝てなくて。でも今は違う。私が東京女子のチャンピオン。もっともっと強くなりたいし、絶対王者になる。そのためには最強の相手と戦って、勝っていかなきゃいけない。だから私は山下とタイトルマッチをしたい。だから山下がどうしてもって言うなら、挑戦受けてあげてもいいよ。その覚悟あるなら見せてよ! 私に挑む覚悟はあるのかよ?」と振った。山下が張り手を見舞うと、辰巳は張り手を連発。


 不服そうに山下が退場すると、辰巳は「これで5・4後楽園、王者・辰巳リカ、挑戦者・山下実優、決定!」とアピールした。


 バックステージで辰巳は「本当に戦う前まで、味わったことのない胸のざわつきがずっとあって。でも今日戦ってみて、私はずっとなんでか伊藤ちゃんを認められなかったんですけど。アイツも今までホントにいろんなことがあってここまで来たんだろうし。私は伊藤ちゃん、嫌いじゃないなって思いました。だから戦えてよかったなって思ってます。最後まで生意気でしたけど。私まだまだ強くなりたくて、誰が挑んできても絶対王者として君臨していきたいから山下を引き止めたんですけど。3年前とはもう違うので。私が今チャンピオンだから。5・4で初めて山下をこの手でぶち破ります」と次期防衛戦での必勝を期した。