いきものがかり水野「もうちょっと自分を出してみようかなって」 ミュージシャンらとの対話本発売

何度目かの関取の苗字は珍しいという話

 イベント終了後の取材で、対話したことによって起きた変化はあるかと聞かれた水野は、「もうちょっと自分を出してみようかなという気にはなりました。いきものがかりの曲を書く時は、なるべく自分自身の考えていることをストレートに出さないようにしていたんですが、いろんなシンガーソングライターの方の話を聞いて、自分の感情の深いところをなるべく歌にも反映させようという気にはなってきました。この2年、3年ぐらいで変わってきたんじゃないかな」

 いきものがかりは、今年デビュー15周年のアニバーサリーを迎えている。「放牧」「集牧」を経て、昨年は所属事務所から独立もし、グループとして新たな挑戦をし続けている。社長となっての1年で変化はあるかと聞かれると「キャッシュフローって大事なんだなと思いました(笑)。事務所にいたころにどれだけ人が守ってくれていたのか、支えてくれていたのかというのを分かるようになって、音楽活動できるって簡単なことじゃないんだなということをかみしめた1年でした」と、話した。


 トークショーの
最後には、水野から関取に「一緒に曲を作りませんか」とオファーもあった。

 水野は「関取さんとは何度も話しているんですけど、お互いちょっと緊張しながら話させてもらったのですごく楽しかったです。(関取とは)曲作りのうえで、ちょっと俯瞰で見ていたりとか、近いと思っていてそれを再確認した気がします」。

 関取は「水野さんはお話しやすくて緊張感を保たないとどんどん脱線してしまって違う話をしてしまいそうなので、ストッパーかけながら楽しくやらさせていただきました」と笑い、「最近ライブとかもできないので、イベントを通して、お客さんの前でお話しできるのはうれしいなと思いました」と話していた。

 イベントは40人のファンを招いて行われた。