四千頭身・後藤拓実が初エッセイ出版「アンチとの戦いなど壮絶な一冊」

後藤も執筆はメモ帳アプリで……

 毎月1200~1800文字の原稿を依頼されていたそうだが、毎月ぴったり1200文字で提出。1200字を「埋める」ことに追い込まれていたという。ネタとエッセイ、書いていてどちらが面白いかと問われると、「ネタを書いているときはエッセイを書いているほうが楽しいし、エッセイを書いているときはネタが……みんなそうじゃないでしょうか」

 苦労したことは他にもあったよう。執筆していたアプリにログインできなくなり、メモ機能にスイッチ。「文字数がでないので、肉眼で1200文字カウントするのが大変だった」とぼやいた。

 イチオシは75ページだそうで、「手応えを感じている」そう。ムロツヨシとのツーショット写真で、「なかなか見せない表情ができたと思います。日の光と、あぐらのかき具合が素晴らしいものとなっているので、ぜひご覧いただきたい」と、淡々とアピール。

 その一方で後悔する部分も少なくない。例えば、三軒茶屋に住んでいることを書いている部分で「今からでも消していただきたい」と切実。後藤はタワーマンションに住んでいると公言しているが、三軒茶屋エリアにタワーマンションは一棟だけで、コンシェルジュによると後藤がそのマンションに住んでいることを全住民が知っているという。また、パン屋さんの女の子に恋をして、愛をつづる部分も「塗りつぶしていただきたい」といい、「ここだけはフィクション」と強調した。

 報道陣からのメンバーは既に読んでいるかと質問されると「サンプルというか、真っ白な状態のものをお渡しさせていただいていて(中味が真っ白な本に表紙だけを巻いた見本のこと)、都築が面白かったと……」。

 本の印税の収入で「国の力になりたい」と後藤。「税金の話はよく分からないですが、印税というのはもらえるお金ですか…? もらえる税を与える税に変えていきたいと思います」と、誓った。

 本書は発売前に重版。発売日には三刷が決定した。後藤は「大変ありがたいことなんですけど、三刷という言葉は初めて聞いたので後で調べたいと思います」とのことだった。