“画狂人”井上文太、HYDEプロデュースの画集出版を記念し個展「iNSPiRATiONS “魔法の林檎”」

 画家の井上文太が26日に初の画集『閃き ~INSPIRATIONS~ 画狂人 井上文太』(ぴあ)を出版することを記念し、千代田区の「丸善丸の内本店」ギャラリーにて個展「画狂人 井上文太展 iNSPiRATiONS “魔法の林檎”」がスタートした。

「丸善丸の内本店」ギャラリーでスタートした「画狂人 井上文太展 iNSPiRATiONS “魔法の林檎”」

 画家の金子國義に師事し、1999年から活動を開始した井上は圧倒的な熱量と⽇本画、⽔墨画、仏画、油絵、⽔彩画、書など多岐にわたる⼿法を通じて⽣命への敬意と未来への希望を表現。画業だけに止まらず三谷幸喜脚本のNHK連続人形劇『新・三銃士』のキャラクターデザインや、『シャーロックホームズ』のファッションデザイン・人形美術監修など、多方面で活躍している。

 26日に発売する初の画集『閃き ~INSPIRATIONS~ 画狂人 井上文太』では、30年来の友人でもあるミュージシャンで音楽プロデューサーのHYDEが企画プロデュースを務め、描き下ろしを含む200点あまりの作品を収録。今回の個展では本書の収録作品を中心に約100点の作品を展示、書籍の先行販売や井上文太作品をデザインしたグッズの販売も行う。

 事前の取材会ではコロナ禍を機に携帯電話を処分し、新たな技法を習得するためひたすらキャンバスに向かい続けたことを告白した井上。本書には「今までに描いた1万点超の作品の中から600点まで厳選し、さらに厳選した200点」を収録、作品に込めた思いを「基本的には地球が好きで生命を描いています。この画集もそうですが僕がいかに絵を愛し、日々画具を手にして真面目に描いてきたかが伝われば」と語る。

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