壮絶な打撃戦の末、勝村周一朗&和田拓也がSOG世界タッグ王座を戴冠「誰にも負ける気しないんで、誰の挑戦でも受ける」【ガンプロ】

フィニッシュは勝村のトリプルスリー3ロック

 試合は蹴り倒そうとする前口に引きずられるように、激しい打撃戦となった。勝村、和田は関節技を仕掛けるも、前口は必死に逃れた。前口と勝村は壮絶なミドルキックの応酬。前口はハイキック、飛びヒザからタイソンスプラッシュもカウントは2。さらに座った状態の勝村の頭にキックを連打も、和田がカット。前口と勝村が張り手の応酬から、前口が張り手を連打。しかし、一瞬のすきを突いた勝村はトリプルスリー3ロックで捕獲して前口からギブアップを奪った。

 勝村は「もうやりたくない。こんなのバカになる。こっちがパンチドランカーになる。和田拓也とやれてよかった。次の挑戦者(ハートリー・ジャクソン&HARUKAZE)決まったみたいだけど、コイツがいるかぎり、誰にも負ける気がしない。他団体でも負ける気しないんで、誰の挑戦でも受けるって感じです」、和田は「勝村さんはガンプロの選手だけど、俺はガンプロの枠に入らないんで。他団体、メジャーであろうがタッグベルト狙いに行ってもいいと思う。自分ら当然いけると思う」と自信たっぷりだった。
 
 王座から陥落した前口は「ギブアップって言ったこと覚えてない。だからあれは俺の負けじゃない。でも負けました。負けは事実です。受け止めて」、光留は「ギブアップって言ったよ。覚えてないんだ?」とパンチドランカーズらしいやりとり。あきらめきれない前口は「なんならもう1回やったら勝てます。明日挑戦させろ」と吠えていた。

ガンバレ☆プロレス「WRESTLE SEKIGAHARA Ⅱ」(7月9日、東京・大田区総合体育館)
◆第一試合 30分一本勝負
○高梨将弘(8分38秒、ハングオーバー!!)中村宗達●

◆第二試合 30分一本勝負
○彩羽匠&桃野美桜(16分43秒、エビ固め)YuuRI●&稲葉ともか
※ランニングスリー

◆第三試合 30分一本勝負
○ウナギ・サヤカ(6分8秒、片エビ固め)リアラ●
※スライディングU

◆第四試合 30分一本勝負
○高瀬みゆき(11分24秒、片エビ固め)長谷川美子●
※ダイビング・ギロチンドロップ

◆第五試合 30分一本勝負
○石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬(10分30秒、片エビ固め)彰人&翔太●&冨永真一郎
※ニールキック

◆第六試合 スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ王座次期挑戦者決定サバイバル4WAYタッグマッチ 時間無制限勝負
ハートリー・ジャクソン&○HARUKAZE(14分57秒、片エビ固め)大家健●&羆嵐
※炎のスピア。ジャクソン組が次期挑戦者組となる。
【退場順】
①○ハートリー・ジャクソン&HARUKAZE (10分54秒、片エビ固め)岡田剛史●&神崎ユウキ
※パイルドライバー
②ハートリー・ジャクソン&○HARUKAZE (12分25秒、オーバー・ザ・トップロープ)藤田ミノル●&下村大樹

◆第七試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○エル・リンダマン(16分33秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)今成夢人●

◆セミファイナル スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉佐藤光留&●前口太尊(19分43秒、トリプルスリー3ロック)勝村周一朗○&和田拓也〈挑戦者組〉
※変態パンチドランカーズが2度目の防衛に失敗、勝村組が第2代王者組となる。

◆メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉●渡瀬瑞基(17分30秒、片エビ固め)木髙イサミ○〈挑戦者〉
※勇脚・斬。渡瀬が5度目の防衛に失敗、イサミが第5代王者となる。
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