93秒KO勝ちの野杁正明が「これからは世界のトップとしか試合をしたくない」【K-1】

パラスキフのガードをかいくぐり強烈な右ミドルが炸裂(撮影・須山杏)

 野杁は試合後のマイクで「今までは来るもの拒まずでオファーがあれば誰との試合でも受けていたんですが、もういいでしょう。さすがに世界の強豪と戦わせてください。そして選ばせてください。これからは世界のトップとしか試合をしたくないんで、これからの野杁正明が世界に挑戦していく姿を楽しみにしていてください」と世界の強豪との対戦をアピールした。

 試合後の会見では「メインの試合は気にならない。どこに行ってほしいですか?という感じです。(ファンの臨むところに?)僕はもうそこしか見ていないし。目指すところはここ(メイン)で勝ったほうではないんで」と70kgのスーパー・ウェルター級での戦いを見据えつつも、メインで行われた和島大海とジョーダン・ピケオーのタイトル戦には興味を示さなかった。

 自分が戦う相手を選びたいという戦いについては「いつでもいい。ここからが僕の全盛期。もったいないじゃないですか」と語った。「世界の強豪」については「誰が思い浮かびますか? 皆さんが思い描いている選手が答えです。海外のトップ選手って誰かといえば数人の選手の名が上がると思う。僕が言っているのはそこ」と語った。