古村光が壱・センチャイジムを破り王座獲得。「これからが本番。もっと強くなって帰って来る」【KNOCK OUT】

5R、壱は出血で顔面を朱に染めながらも最後まで戦った(撮影・三田春樹)

 5R、壱は前に出てヒジを狙うが古村はパンチで迎撃。組み付いた壱はヒジ。古村はヒザを返す。しかし距離が詰まり、バッティングで壱が右目上をカット。ドクターチェックが入る。おびただしい出血も試合は続行。壱は詰めてヒジと左右のフック。追ってパンチを連打。古村も左ストレート、フックで応戦。

 判定は47-49、48-47、47-48と4Rのダウンがものを言い古村が勝利を収めた。

 試合後のマイクで古村は「スーパーバンタム級REDの王者になりました古村光です。ここで2年前、壱君に負けて、そこから本当に苦しいほど練習してきました。たくさん泣いたり辛いこともいっぱいあったんですけど、これからが本番なんだと思っています。まだまだ王者という顔じゃないかもしれませんが、これから強くなって本物の王者になります。これ以上言葉はないです。もっと強くなって帰って来ます」とさらなる飛躍を誓った。

「KNOCK OUT 2023 vol.3」(8月6日、東京・後楽園ホール)
◆トリプルメインイベント第3試合(第7試合) KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦 3分5R・延長1R
●心直(REON Fighting sports GYM)(判定0-3=47-50、47-50、48-50)乙津 陸(クロスポイント大泉)○

◆トリプルメインイベント第2試合(第6試合) KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R・延長1R
●壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)(判定1-2=47-49、48-47、47-48)古村 光(FURUMURA-GYM)○

◆トリプルメインイベント第1試合(第5試合) KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
○古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)(1R2分35秒、KO)小倉尚也(スクランブル渋谷)●

◆セミファイナル(第4試合)スーパーファイト/KNOCK OUT-RED -62.0kg契約 3分3R・延長1R
●重森陽太(Eight Weapons)(判定0-3=28-30、29-30、29-30)バットマン・オー.アッチャリヤー(タイ)○

◆第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
○森岡悠樹(北流会君津ジム)(1R2分11秒、KO)内田 晶(チーム・タイガーホーク)●

◆第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
●工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)(2R1分43秒、TKO)豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM)○

◆第1試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R・延長1R
●雅治(レンジャージム)(判定0-3=27-30、27-29、27-30)水津空良(優弥道場)○

◆プレリミナリーファイト第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級
3分3R
○アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ)(1R2分37秒、KO)津田宗弥(クロスポイント吉祥寺)●

◆プレリミナリーファイト第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級
3分3R
●RYUJU(ワイルドシーサー前橋元総社)(判定1-2=29-30、29-28、28-30)神保雄大(クロスポイント吉祥寺)○
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