金原正徳「進退をかけてやるつもり」、クレベル「ケラモフは簡単。金原は簡単じゃない」【RIZIN. 44】

フェイストゥフェイスでは視線は合わさずも緊張感を漂わせた2人

ともに「質の高いMMAをやりたい」

 会見では榊原信行CEOが「クレベルが勝っても金原が勝っても、このふたりがタイトルに挑むことになるなら年末」と語るように、勝者が次期挑戦者となるのはほぼ間違いのないところ。金原は「フェザー級で参戦した頃からそれは目指していたところ。でも、マジでそんなこと考えている余裕のない相手。進退をかけてやるつもり。終わってからどうなるかあらためて考える」と語るにとどめたが、クレベルは「自分はタイトルマッチをやりたいけど、1個ずつ考えている。最初は金原に勝つ。でも自分でも金原でも誰でも、勝ったら、絶対にベルトを日本に取り戻すべき。自分は金原に集中。次がタイトルマッチだったらケラモフとでも誰とでもやりたい」と海外に流出したベルトを日本へ取り戻すことを誓った。

 試合展開については金原が「質の高いMMAをやりたい、ただそれだけ。打撃にこだわることなく、グラップリングを拒否することなく、流れのなかで場面場面で決める。レベルの高いMMAがクレベルとはできると思っている。そこは楽しみにしてほしい。フィニッシュも流れの中だと思う。特に何かを極めるというわけではない」と語ればクレベルも「自分も同じ感覚。いい試合をしたいけど、でも彼は全部できる。チャンスはあるけど簡単じゃない。彼はポテンシャルもある。次の試合だったら、多分、この階級で一番難しい。彼と一緒に練習して、全部分かってる。簡単じゃない。ケラモフはもっと簡単。金原はあんまり簡単じゃない、リスペクトしている。自分が一番上手なのはグラップリング。だから絶対それで頑張りましょう」と語り、互いにその実力を認め合った。

「RIZIN. 44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)
〈8月9日発表のカード〉
◆RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs 金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)

◆RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
スパイク・カーライル(アメリカ/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)vs 堀江圭功(ALLIANCE)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
中原由貴(マッハ道場)vs 白川陸斗(トライフォース赤坂)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
摩嶋一整(毛利道場)vs 横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
中島太一(ロータス世田谷)vs 岡田遼(パラエストラ千葉)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)vs ヤノス・チューカス(ハンガリー/GK1 striking/GB topteam)

◆RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)vs トッド・ダフィー(アメリカ/American Kickboxing Academy)

〈既報のカード〉
◆RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
牛久絢太郎(K-Clann)vs 萩原京平(SMOKER GYM)
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