時代劇の魅力に浸る！『十一人の賊軍』 『八犬伝』

『八犬伝』

　山田風太郎の傑作小説『八犬伝 上・下』を“虚”と“実”が交錯する、かつてないエンターテインメント大作として映画化。

“実”パートには、滝沢馬琴役・役所広司、葛飾北斎役・内野聖陽をはじめ馬琴の息子・宗伯（鎮五郎）に磯村勇斗、宗伯の妻・お路に黒木華、馬琴の妻・お百に寺島しのぶと日本映画界を代表する実力派が集結。

“虚”パートでは、伏姫役に土屋太鳳、里見家に呪いをかける闇を司る玉梓役に栗山千明。八人の剣士に渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平。さらに犬塚信乃に思いを寄せる浜路役に河合優実と、注目の顔ぶれがそろう。

　江戸時代の人気作家・滝沢馬琴は、友人の絵師・葛飾北斎に構想中の物語「八犬伝」を語り始める。里見家にかけられた呪いを解くため、八つの珠を持つ八人の剣士が、運命に導かれるように集結し、壮絶な戦いに挑むという壮大にして奇怪な物語に、北斎もたちまち夢中に。やがて物語は人気を集め、異例の長期連載へと突入していくが…。