空前の編み物ブーム!話題の手編みハンカチ「ニッタオル」を不器用記者が編んでみた

糸の右から左に針を入れ、手前に回転させて糸の輪を作る……おっかなびっくりくさり編みを行う記者

 編み始めは糸の右から左に針を入れ、手前に回転させて糸の輪を作り、向こう側の糸を針先に引っかけて輪の中から引き出す。今作った輪の下の部分を中指と親指で押さえ、先ほどと同じように向こう側の糸を針先に引っかけて輪の中から引き出す。これがくさり編みのひと目になるので、同じように繰り返して作り目を編んでいく。規定の目数まで編んだら立ち上がりのくさり編みをひと目編み、最後の編み目の半目と裏山に針を入れて針先に糸をかけて引き出し、もう一度針先に糸をかけて2本の輪から引き出す。これが細編みのひと目になるので、規定の目数編んでいく。

 2段目はくさり編みをひと目編んで編み地をひっくり返し、1段目の頭に針を入れて針先に糸をかけて引き出し、同じように細編みを規定の段数繰り返す。最後に糸を10cmくらい残して切り、輪になっている糸を引き抜いてとじ針に通し、編み地の裏側の目に3~4cm糸をくぐらせてから切る(糸始末)。糸の色と3/0号のかぎ針に変え、一番端の目に針を入れて針先に糸をかけて引き出し、もう一度針先に糸をかけて輪から引き出して糸をつけ、縁編みを2段分仕上げていく。

 レクチャーの後に一人で編み始めた記者だったが、途中で挫折しては放っておき、編み上げるのに何と2カ月もかかってしまった。これまでクロスステッチやその他の手芸は何となくできていたので、自分の不器用さ加減に自分で驚いている始末だが、恥ずかしながら挫折ポイントをここに記しておきたいと思う。

くさり編みの作り目から挫折を繰り返し、ようやく細編みの四角い部分を編み終えた