「KID PHENOMENONというジャンルを確立させたい!」デビュー2周年のキドフェノが光り輝く夏曲リリース!

「鈴木瑠偉」という新たな生命体

――デビュー2周年を迎えますが、一番変わったと思うメンバーは?

佐藤峻乃介:僕的には(鈴木)瑠偉が一番変わりました。デビューした当時は彼がちょうど思春期真っ只中で、僕たちはその様子を間近で見ているんですね。でもこの2年で精神的に大人になり、クールになるかなと思ったら、なぜかぶっ飛んだキャラに成長を遂げました(笑)。瑠偉は今グループの最年少らしく毎日自由にマイペースに伸び伸びやっていて、いつの間にかみんなの癒し的存在になってくれました。

夫松健介:瑠偉とは年齢が4歳差なんですけど、僕ら6人は多感な時期の彼をずっと見守っていたので、本当にお兄ちゃんになった気分です。瑠偉は何を考えているのか掴めないので、例えるなら小動物を飼っている気分です。行動が予測不可能だし、人間の枠から外れた「鈴木瑠偉」という新たな生命体のような感じです。

鈴木瑠偉:じゃあこれからは「鈴木瑠偉」っていうジャンルの人たちが出てくるってこと?

夫松健介:いや、瑠偉は唯一無二のオンリーワンだよ!

鈴木瑠偉:そういうみんなもオンリーワンなんだよ。

一同:(発言が)くさいくさい(笑)!

山本光汰:僕的には峻乃介が一番変わったと思います。『iCON Z 2022 〜Dreams For Children〜』のオーディションをやっていた時は、彼はリーダーの立ち位置だったんですけど、KID PHENOMENONがデビューしてリーダーから外れたんですね。僕はそれが峻乃介にとって良いことだったなと思うんです。以前はふにゃふにゃ男子で自信もなさそうだったんですが、突然峻乃介が変わった日があって…。

佐藤峻乃介:いつ?

山本光汰:髪の色を飛ばし始めた時。(※奇抜なカラーにし始めた時)

一同:爆笑

山本光汰:もうね、俺気づいちゃって。髪の色を飛ばし始めた時から峻乃介は「俺もっと飛ばした方が良いな」って思っていたはず。それは彼のパフォーマンスからも分かりましたし、普段の意見の仕方とかにも表れていたと思います。

佐藤峻乃介:確かにそれはあるかもしれないです。奇抜なカラーに挑戦し出すようになってから自分のキャラも定まり始めたと感じています。見た目に引っ張られて性格も変わってきたというか。僕は髪の毛を黄緑色にした時に眉毛もブリーチしたんですが、そこが自分の中で一番の転機でした。意識が大きく変わったし「俺はこのビジュアルの俺が好きなんだ」って自己肯定感も高まったように思います。

山本光汰:峻乃介のエピソードにも言えるんですが、僕らはビジュアルが尖っているからこそ、それに見合う実力をつけるのが大事だなって。じゃないと僕らが目指している音楽の方向性、目標、楽曲にも説得力がなくなっちゃう気がするなってデビュー3年目に突入する今、すごく思います。