大井町再開発「大井町トラックス」工事現場に潜入!東京総合車両センターや車両基地も丸見え

1915(大正4)年に開設したJR東日本の車両基地「東京総合車両センター」

「OIMACHI TRACKS BUSINESS TOWER」は上下左右対称なセンターコアのオフィスフロアとなっており、1フロアあたりの貸床面積は都内最大級の約5000㎡。各棟の低層部(1~5階)にJR東日本初のアウトモール型ショッピングセンター「OIMACHI TRACKS SHOPS & RESTAURANTS」が開業する。開発に伴って大井町駅はコンコースの拡充や新改札の設置、ホームの拡張工事を進めており、新改札の名称は「トラックス口」に決定。

 報道陣に公開された工事現場では、トラックス口を出ると目の前に駅前広場「STATION PLAZA」が広がり、正面に「HOTEL & RESIDENCE TOWER」、左手に商業ゾーン「SHOPS & RESTAURANTS」、右手のデッキから山手線車両基地が一望できる。「BUSINESS TOWER」22階のオフィスフロアは、北側に1915(大正4)年開設の「東京総合車両センター」全体や品川駅・高輪ゲートウェイ駅周辺の景観が見渡せるほか、東側に「HOTEL & RESIDENCE TOWER」、西側に2029年度に完成予定の品川区新総合庁舎の建設予定地と「TRACKS PARK」、南側は新幹線や在来線が走る様子も確認できる。2~5階には「TOHOシネマズ 大井町」が入居。

 緊急時の広域避難場所に指定されるメイン広場「TRACKS PARK」には今後植栽や芝生が敷かれ、周囲に「BUSINESS TOWER」、「SHOPS & RESTAURANTS」、将来的には品川区新総合庁舎が建設予定。住環境に優れた大井町に都市機能を盛り込む再開発は、JR東日本によると極めて順調に進んでいるという。

緊急時の広域避難場所に指定されるメイン広場「TRACKS PARK」