別所哲也が“映像の万博”を設立へ。「あらゆる垣根を超えて映像のステークホルダーが集う場に」
今秋開催『VISUAL EXPO by BRANDED SHORTS 2026』“映像を通して伝えたい”ことがあるすべての人に参加してほしい
一今年9月に開催予定の『VISUAL EXPO by BRANDED SHORTS 2026』では、どんな光景が繰り広げられるのでしょうか?
「例えば広告主や代理店、制作会社、メディア企業などを対象とした内容では、映像を使ったブランディングと旬なビジネストピックについて掘り下げつつ、AI活用やHR採用といった今注目のビジネス課題に迫るセッションを行い、自治体や観光・地域づくり法人、個人クリエイターなどを対象にしたセッションを行うとともに、授賞式・セレモニーで盛り上げます。
会場では、個人から企業まで多彩なブースが並び、革新的な映像体験を楽しんだり、ビジネス課題解決のヒントを得たりと、垣根を超え協業につながる出会いが生まれるはずです。
ピッチコンテストなども面白そうだと思っています。企業や自治体が抱えるリアルなビジネス課題を“お題”とし、クリエイターや制作会社が、具体的な解決策につながる映像ブランディング企画をプレゼンする。優れた企画はその場でマッチングされ、具体的な協業の機会につなげる。
もちろん従来の『BRANDED SHORTS』と同様、作品性の高いブランデッドムービーが集うので、シネフィルの方々にも楽しんでいただけると思います。まさに映像を共通言語に、あらゆる人が集う万博になると思っています」
一『VISUAL EXPO by BRANDED SHORTS 2026』ではAIなどの最新テクノロジーにも着目していますね。
「もともと映画祭のほうでも早くから“クリエイターとAI”の関係に注目してきましたが、予想通りといいますか、必然的にその距離は縮まり、多くのクリエイターがAIを創作活動に活用しています。“AIに仕事を取られる”みたいなことよりは、AIを使えば今まで大変だった作業が楽になったり、個人ではできなかったこともできるという感覚ですよね。『VISUAL EXPO by BRANDED SHORTS 2026』では、Web3やAI分野のエキスパートにも多く参加してもらいたいと思っていますので、最先端のテクノロジーとの出会いが新たなクリエーションにつながればうれしいですね。
また、エキスポでの出会いをそこで終わらせるのではなく、年間を通じたセミナーやワークショップを開催し、クリエイターと企業への継続的なサポートを行っていきたいと思っています。今や、映像技術やマーケティングの潮流は、数カ月単位で激変しますから、常に最旬の情報をアップデートしながら、参加企業に伴走していく予定です」
一長年、国際映画祭を率いてきた別所さんから見て、ブランデッドムービーの分野において日本の強みとは?
「実は、ブランデッドムービーの分野では欧米やタイがクリエイティブ先進国とされているのですが…ここでも日本の状況はガラパゴス感があります(笑)。日本のブランデッドムービーには、少ない言葉や繊細な表現で多くを語る“情緒的アプローチ”という強みがあると思います。一方で、グローバルな市場では“何を伝えたいのかあいまい”ととらえられがちなことがあるんですね。ですが世界の市場とつながることで、日本の表現者が世界に伝える力を身につけて、日本独自の感性を上手く生かすことができれば、日本の企業の思いを、日本の映像文化の強みを、より印象的に世界に発信できるかもしれない。
プロや個人、企業や消費者、国や地方といった、あらゆる垣根を飛び越えて、日本のクリエイティビティ―を世界へ放つ“発射台”が今こそ必要だと思っています。このエキスポは、日本の映像文化を“ガラパゴス”から“世界のハブ”へと転換させるための挑戦でもあるのです。
人生は、その人だけの“ブランド”です。映像の力でそれぞれの“ブランド”を表現したいすべての方に、ぜひ参加していただけたらと思います」
『VISUAL EXPO by BRANDED SHORTS 2026』出展応募、開催最新情報は2月16日に公開の公式サイトにて。
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)

